堀江貴文氏がプロ野球球団の買収を再構想!? 「大谷翔平が“おらがまち”を出てアメリカに行ったのが悔しくないのか」
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 8月2日に実業家の堀江貴文氏が行ったYouTubeライブで、ある一幕が話題になった。「楽天球団を買収して」とのコメントに、自身が手掛けるモバイル事業「HORIE MOBILE」の契約が増えれば買収すると即答したのだ。

【映像】2004年、バファローズの買収に名乗り出た当時の堀江氏

 「胸アツじゃないですか」――。それもそのはず、思い返されるのは2004年の苦い記憶。当時、経営難に陥った大阪近鉄バファローズの買収に名乗り出たが、交渉は失敗。その後、新球団を設立・プロ野球への新規参入を目指すも、選ばれたのは三木谷浩史氏率いる楽天だった。

 あれから20年、再び見せたプロ野球参入への意欲。堀江氏はなぜそこまで球界参入にこだわるのか。『ABEMA Prime』で話を聞いた。

 今回はどれほどの本気度なのか。堀江氏は「当時と変わらず、“本気だし、本気でもない”みたいな。買い取れたらやるけど、それができなかったという話だ。あの時の答え合わせをするなら、2004年の広島東洋カープの売上高は約60億円だったのが、2018年には約190億円と3倍になった。万年最下位でなんとか存続している市民球団みたいなイメージから、今は巨人をも凌ぐ金満球団であり、みんなが見に行きたい球団になっている。俺があの時にプロ野球の球団を買おうとしたのはそういうことだ」と話す。

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 一方で、アメリカに差をつけられた野球の市場規模には不満を吐露。「かつて、日本は12球団でアメリカは16球団だった。日本は今も同じだけど、アメリカは30球団。市場規模も何倍違うかという話だ。アメリカで大谷翔平が活躍していることに対する日本人の熱狂は“こいつら本当にバカだな”と思う。おらがまちのヒーローが他国に行って大活躍しているのを、諸手を挙げて万歳万歳と言っているけど、悔しくないのか?と。むしろ文句を言えという話だ。1990年だったら大谷はアメリカに行かなかっただろう」との考えを述べた。

 さらに堀江氏の「地上波、衛星放送の時代からネットの時代になって何が大きく変わったかというと、ネット配信さえできれば、他が関係なくなった」という発言を受け、自民党副幹事長の小林史明衆院議員は「堀江さんが問題提起したことの1つは放映権だ。それでもっと稼げるはずだと。野球が成熟している日本の高校で、“向こうで陸上部が練習しているから引っ張って打つな”と言うような環境で、今も練習をやっている。設備投資にお金をかけるために、スポーツはもっとビジネスで回すべきだ」と指摘する。

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 さらに、スポーツの周辺事業にも着目。「欧米はスポーツベッティングがあり、この収入と税収が大きい。実は日本のスポーツも海外から数兆円ベッティングされている。国内では野球賭博などの歴史的な暗い部分から忌避されていて、やっとtotoが盛り上がってきた。『WINNER』といって1試合から勝敗を予想できるようになったが、これはすごいことだ。スポーツベッティングをこれからどう考えるかは、実は日本のスポーツ産業の成長と選手の育成につながる。税収は数千億円が想定されている」と説明した。

 堀江氏は「マイナースポーツにスポーツベッティングの売上の数%を渡す仕組みができると、うちの北九州の球団なんかはそれだけで回る」とした上で、「日本が取れるはずの税収が世界に取られてるという話は、スポーツベッティングだけでなく、もっと大きな規模の話としてある。一回現実を見て、倫理的にどうこうを置いておいて、実効的にそれを取り締まれないんだったら税収に持ってくと。そういう考え方を持ったほうがいいのではないか」と述べた。

(『ABEMA Prime』より)

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