20代で乳がんを患った妻・千恵さんが、みそ汁づくりを通して幼い娘に生きる力を伝えようとしたノンフィクション『はなちゃんのみそ汁』(文藝春秋)の著者・安武信吾さんが26日に自身のアメブロを更新。女優・芦田愛菜がプレゼントした手作りの品を公開した。
この日、安武さんは「9年前、僕と娘は、日本テレビの仲立ちで俳優の芦田愛菜さんに会いに行った」と振り返り、芦田について「『24時間テレビ』ドラマスペシャル『はなちゃんのみそ汁』の収録中だった」とドラマ化された自身の著書の収録中だったことを説明した。
続けて「ドラマでは愛菜さんは、はなの役」と芦田が安武さんの娘の役を演じたことを明かし、娘の様子について「極度に緊張して、会った直後は何も話せなかった」とコメント。「父親役の大倉忠義さん、母親役の尾野真千子さんの笑いを交えたトークで場が和やかに」なったそうで「2人のおかげで、娘はリラックスし、愛菜さんに語りかけることできた」とつづった。
さらに、芦田について「娘にプレゼントを用意してくれていた」と回想し、プレゼントについて「手作りのトートバッグ」と写真とともに紹介。芦田のプレゼントについて「愛菜さんと娘の似顔絵が描かれていた。心がこもった贈り物」とコメントし、娘については「そのトートバッグを『使うのがもったいない』と、9年間、ずっと大切に保管していた」と明かした。
また「10歳のころの愛菜さんがトートバッグに描いた似顔絵とサイン」と芦田のサインが記されたバッグの写真を公開し「今年5月、『24時間テレビ』のチャリティーパーソナリティーを務めることになった愛菜さんが、9年ぶりに娘に会いにきてくれた」と説明。芦田と9年ぶりに再会した娘について「愛菜さんから贈られたトートバックをクローゼットから取り出し、あらためてお礼を伝えた」(原文ママ)と明かし「愛菜さんは、すごく感激してくれた」とつづった。
最後に「27日午前8時半ごろ、『24時間テレビ』の会場、両国国技館で娘は愛菜さんに会う」と報告し「3度目の対面だ」とコメント。「ふと思った。亡き妻千恵は、この状況をどう思っているのだろうか」と述べ、千恵さんについて「『お涙ちょうだいは嫌だからね。テレビの前の人を笑わせてよ。相手は“国民的女優”の愛菜ちゃん。絶好のチャンスやね。はなちゃん、頼むばい』娘には、ちょっと荷が重そうだが、天国でそんなふうにつぶやいているに違いない」とつづり、ブログを締めくくった。