27日に開票された、千葉県の八街市議会議員選挙で、『モーニング娘。』の元メンバー、後藤真希さんの弟、後藤祐樹氏が初当選を果たした。一夜明け、当選の喜びと今後への決意を聞いた。
「一言で言うと大変嬉しい。こんなにたくさんの方に支持してただけると思っていなかったので、自分自身が一番驚いている」
定員20人に対し24人が立候補し、後藤氏は2番目に多い1415票を獲得した。
「今回、当選がゴールではないので、自分自身としては一夜明けてみてどんどん身が引き締まっている」
━━選挙戦の思い出は?
「本当に何から何まで初めてだった。僕に協力してくれた人たちも誰一人選挙に携わったことがなかったので、何をやればいいのかわからない状態で1週間が終わった。選挙活動中もいろいろな人が話しかけてくれたり、家から出てきて手を振ってくれた。八街市に転居して5年になるが、本当にたくさんの子どもから高齢者まで応援してくれていると今回の選挙で実感した」
━━姉・後藤真希さんへの報告は?
「選挙が終わる1日前くらいに別の用事で連絡したときに、『残りちょっとだと思うけど頑張ってね』という声をもらった」
━━出馬を伝えたときの反応は?
「事務所の兼ね合いなどで姉もいろいろあると思うが、姉弟として、タレントとして『協力できることはたぶんないと思うけど、頑張ってね』という声をもらった」
2019年に八街市に転居し、清掃会社を経営しながらYouTubeなどでも活動してきた後藤氏だが、選挙期間中は地元の人々からの応援を実感したという。
「自分の中で少しでも八街市のお世話になっている皆さんに恩返しができないかなと思っていた。一個人が恩返しするのも難しいので、自分自身が八街市全体を変えていけるような形であれば支えてくれる皆さんに恩返しできると思い立候補した」
━━八街市をどう変えたい?
「八街市は数年前に飲酒運転によって大きな事故があり、小さな子どもが亡くなった。道路整備などが行き届いていないので、まずは身近なところから、スクールゾーンにガードレールや横断歩道を設置したい。また、高齢者が多い街なので、高齢者が自分で運転することなく自由に街全体を行き来できるようにすることも、1日も早く解決したい問題なので取り組みたい」
後藤氏といえば、首元にあった大きな鯉のタトゥーが印象的だった。2年前から除去を始め、今年その施術が終了した。これには亡くなった母からの「お願い」が背景にあったという。
「自分が逮捕されたときに、母親から『首のタトゥーはどうしても消して欲しい』というお願いがあり、母親との約束を守るという形で首の入れ墨は消させてもらった。いろいろなタイミングが挑戦する上ですごく良かったと思っているのが、朝倉未来さんの1000万円企画のおかげで首のタトゥーを消すという、入れ墨除去をプレゼントしてもらった。今回の選挙と入れ墨の消えたタイミングが本当に同時期だったので、それも何かの運命なのかなと自分の中では思っている」
━━懲役刑を受けたときと今の違いは?
「その頃は自分のことしか考えずに生活していたし、人の気持ちを考えることが全くできなかった。改めて、出所して今年で11年になるが、まずは普通に生活ができるということの幸せと、応援してくれている皆様の声があって今の僕があると思っているので、過去と今を振り返って今後も謙虚に責任感を持って、これから八街市をより良い街へと変えていければと思っている」
━━今後は市議のみの活動になる?
「メディアの活動やSNS活動は今後も続けていく。市議としてというのがメインになる」
━━改めて意気込みを
「本当に今回は八街市の市民の皆様にすごく多くの人たちに支持してもらい、自分の力だけではここまで来られなかった。たくさんの人たちに支持してもらった気持ちは、僕自身が八街市に貢献するという形で皆様に恩返しできればと思う」
(『ABEMAヒルズ』より)
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