「“熟練のおじさま”レベルの子たちが出てきていて、本当に強い」 プロも驚く「小学生麻雀大会」のレベル 遊びだけでなく“将来の夢”に
【映像】「夏休み小学生麻雀大会」の模様
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 多くの小学生が夏休み最終週を迎えた今週、小学生たちが熱い戦いを繰り広げた。その戦いの舞台は、なんと麻雀

【映像】「夏休み小学生麻雀大会」の模様

 2018年に麻雀の娯楽・競技としての地位向上を目指した「Mリーグ」が発足。今までのイメージと違うスタイリッシュな印象の大会がネット配信されて盛り上がりを見せているほか、女性選手の活躍もあり、新たなファン層を開拓し人気が拡大している。

 その人気は子どもたちにも波及しているという。そんな動きを受けて8月29日に開催されたのが、Mリーグが主催した「夏休み小学生麻雀大会」だ。去年初めて開催され、今年は東京と大阪の2会場で開かれた。会場には現役のMリーガーも登場。その大会で開かれた交流イベントでは、選手たちからの「Mリーガーになりたいっていう子は?」という問いかけに対し、子どもたちが次々手を挙げる一幕も。麻雀人気は本物のようだ。

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 大会が始まると、次々と高い役を作り上がっていき、時には熟練の打ち方も見せる子どもたちにプロも驚きを隠せない様子。

「リーチ入った時とか、スッと安全パイを切ったりできる。プロでも困ったりする局面でも『(判断が)早いな』と。吸収が早いんですよね、きっと。僕が覚えた頃と比べると『すごいな』という感じがします」(KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人選手)
「めちゃくちゃうまい小学生がいてびっくりしています。兄弟でいらした子がいたんですけど、めちゃくちゃ上手かったです。家族麻雀でリーグ戦やってるっていう子がいて、すごいですよね」(U-NEXT Pirates・仲林圭選手)

 そんな会場で、ひときわ慣れた手つきで麻雀を打っていたのが、高田壮祐くん(小学6年生)。実は壮祐くん、去年のこの大会で優勝しており、今回は大会2連覇を狙っての出場となった。

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 麻雀を打つ時の表情は真剣そのもの。しかし、憧れのMリーガーと会話した後には、「もうMリーガーに会えるってだけで、もう…!」と笑顔を見せ、子どもらしさものぞかせる。

 ABEMA NEWSでは大会前、壮祐くんの自宅を取材。壮祐くんはコロナ禍をきっかけにお父さんの勧めで麻雀を始めて、没頭。おじいちゃんとおばあちゃんを交えた家族麻雀で腕を磨いてきたという。最初はお父さんに負けてばかりだったそうだが、今では家族の中で一番強いという。そんな壮祐くんの部屋には、昨年の優勝でもらったという賞状とMリーガーの色紙が大切に飾られていた。

「(麻雀の魅力は)人それぞれ打ち方が違うから、その打ち方に対応するところとか。自分が高い手作ってあがれた時が一番気持ちいいですね。楽しい」
「(大会を前に)ちょっとドキドキしてます、連覇できるかなって。頑張ります!」(壮祐くん)

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 そして大会当日、壮祐くんの二度目の大会が始まった。今年の大会は東京と大阪、合わせて240名の応募があり、東京大会の抽選倍率は約4倍に。プロの目から見ても、参加者全体のレベルは年々上がっているそうだ。

「毎年いろんな子を見ているんですけど、年々本当にただ強い子がいっぱい出てきています。“熟練のおじさま”レベルの子たちが出てきています。本当に強いです」(渋谷ABEMAS・日向藍子選手)

 この日は配牌が良くなく、苦戦が続く壮祐くん。それでも持ち前の“攻めの麻雀“で押し続けるが、残念ながら上位入賞とはならなかった。

 今回の大会は圧巻の4連勝をあげた、小学3年生の野村明未さんが優勝の座に輝いた。

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「(今年の大会は)うまくいかなかったんですけど、最後の大会でみんなと麻雀できたのが楽しかったです」(壮祐くん)

 壮祐くんや会場の子どもたちにとって、麻雀はただの遊びでなく「将来の夢」になっているようだ。

「昔だと本当に考えられなかったなと思って。こうやって休みの貴重な日に、麻雀を楽しみに来て下さって。『サイン下さい』とか言ってくれる子もいて感激しています。ここからやっていったら将来どういう打ち手になるんだろう? ってワクワクしてしまいます」(TEAM RAIDEN/雷電・黒沢咲選手)

「(もっとうまくなりたいという思いは)あります。うまくなってプロになりたい」(壮祐くん)

(ABEMA NEWSより)

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