【プレミアリーグ】ブライトン3-1ニューカッスル(日本時間9月3日/アメックス・スタジアム)
三笘薫がダメ押しの3点目をアシストした。決して派手なプレーではなかったものの、足元で完璧にボールを収めるトラップから、ゴールを決めたファーガソンにパスを出してネットを揺らすまでの一連の動きは、無駄のない完璧なプレーだった。
2-0で迎えた70分、ビリー・ギルモアからパスを受けた三笘薫は、完璧なトラップでゴール方向にボールを置くと、相手MFに身体を寄せられても体幹の強さで難なくドリブル突破。その流れからエヴァン・ファーガソンにパスを出すと、フリーランでアイルランド代表FWにシュートを打たせる時間を作り、18歳の神童FWのハットトリックをお膳立てした。
中継で解説を務めた福西崇史氏は「三笘のドリブルも素晴らしかった。あのタイミングで出すことで、ファーガソンが打つ時間を作った」と、一連の日本代表FWの動きを賞賛。
SNS上では、三笘の今季4試合で3本目となるアシストを喜ぶ声にとどまらず、ハットトリックを達成したファーガソンの話題で持ちきりとなり、「ファーガソンえぐぅ」「18歳は嘘だろ」「完成度高すぎ」「何者だよ」などの声が挙がっていた。
18歳でプレミアリーグ初のハットトリックを達成したファーガソンだが、その伝説は今に始まったものではない。実はこのアイルランド代表FWがプロデビューを飾ったのはブライトンではなく、母国の「ボヘミアン」というクラブである。
当時14歳でトップチームデビューを飾ると、すぐに英国中のクラブが獲得に関心を寄せたそうだ。リヴァプールやチェルシーの勧誘を断ってブライトンにやってきたという、まさに“神童”なのだ。デビュー2年目の今季、彼はどれほど観客を驚かしてくれるだろうか。
(ABEMA/プレミアリーグ)