【スコティッシュ・プレミアシップ】レンジャーズ-セルティック(日本時間9月3日/アイブロックス)
【映像】古橋、中央からのダイレクトボレーで左隅へ突き刺す強烈フィニッシュ
日本時間9月3日に行われたスコティッシュ・プレミアシップ第4節、レンジャーズvsセルティックがアイブロックスで行われ、セルティックが1-0で勝利した。日本代表FW古橋亨梧と前田大然はリーグ戦4試合連続で先発出場し、古橋は今季3点目をマーク。古橋は67分まで、前田はフル出場して、チームの勝利に貢献した。
スコットランド南西部の都市グラスゴーを本拠地に持つライバル同士の「オールドファーム」と呼ばれる伝統のダービーマッチ。リーグ戦はこれまで331試合が行われ、セルティックが114勝90分127敗と負け越している。この日はレンジャーズのホームでの対戦でかつ、セルティックのサポーターがスタジアムに入れないという"完全アウェイ"の一戦となった。
試合はいきなり動いた。開始39秒、レンジャーズがGKのロングキックから右のシリル・デセルスが抜け出し、中央のラビ・マトンドがネットを揺らしたがこれはデセルスのオフサイドに。いきなり"あわや"という場面を作り出した。
その後は一進一退の展開のなか、ややセルティック優勢でチャンスを作り出していく。15分には、右サイドからのクロスに走り込んだ古橋がヒールで合わせきれず、24分にはGKとの1対1を迎えながらも相手の懸命の守備に防がれるなど、決定的な場面を逸していた。
すると27分、レンジャーズは左サイドでデセルスがボールを奪取してショートカウンターを開始すると、中央のケマル・ルーフェが合わせて今度こそ先制かと思われたが、これもVARの結果、デセルスがボールを奪う際にファウルを犯していたとしてノーゴールとなった。
今度は、セルティックのチャンスの番だ。0-0で迎えた前半アディショナルタイム45+2分、セルティックはGKのロングフィードから押し込み、相手のクリアを再び前線へと送ると、抜け出した古橋の足元へ。日本代表FWはワンバウンドしたボールをそのままダイレクトでフィニッシュし、ゴール左へと突き刺した。2試合ぶり今季3点目が、大事な一戦の先制ゴールとなった。
後半に入ると、ホームのレンジャーズが再三にわたってセルティックのゴールを脅かしていく。それでも、ゴール前で体を張って守り切るなど、集中したディフェンスを見せていた。その後、59分に古橋が再びカウンターからチャンスを作るも、シュートは枠をとらえられず。
76分に古橋はピッチを離れたが、今度は82分、左ウイングの前田が自陣ゴール前まで戻って守備に奔走するなど、日本人コンビが攻守にわたって存在感を示していた。最後の最後まで、セルティックの守護神ジョー・ハートを中心に守り抜いたセルティックが1-0で勝利。開幕から全試合先発出場を遂げている日本代表の2人が躍動し、古橋の決勝点で大きな勝ち点3を手にした。
(ABEMA/スコティッシュ・プレミアシップ)