【スコティッシュ・プレミアシップ】レンジャーズ0-1セルティック(日本時間9月3日/アイブロックス)
前田大然は熱意溢れるプレーとは裏腹に、ダービーマッチでも心は冷静だった。
相手FWに足裏を向けられる挑発的な行為を受けたシーンでも、涼しい顔で次のプレーに移っていた。これには解説を務めた東大サッカー部監督・林陵平氏も「挑発に乗らないタイプ」と称賛している。
セルティックが1-0でリードして迎えた56分、前田はレンジャーズFWトッド・カントウェルに厳しく身体を寄せてボールを奪取。これは主審の笛がなかったが、ファウルを受けたイングランド代表FWは前田に対して倒れた瞬間に足を上げるという、やや危険なプレーをしていた。
この場面を見たABEMAの解説・林陵平氏は「おお、いいですね大然。カントウェルあたりは倒れた時にいつも足を出してくるんですよ。でも大然はそんなの関係ない。乗らないタイプですね」と伝え、ダービーでも冷静にプレーできている日本代表FWを褒め称えた。
この試合で前田は3つのファウルを与え、3つの被ファウルを記録している。どちらもチーム最多であり、相手に対して果敢に1対1で仕掛けているという十分な証拠だ。ダービーマッチではこうした向かっていく姿勢が大事である。戦士らしくプレーが熱くなっている一方で、前田の頭は冷静だった。これも彼のすごさの一つなのだろう。
(ABEMA/スコティッシュ・プレミアシップ)