【プレミアリーグ】リヴァプール3-0アストンヴィラ(日本時間9月3日/アンフィールド)
【映像】爆速ドリブルでDF陣を絶望させる衝撃の瞬間
バックラインからボールが蹴り出された『ヨーイドン』の瞬間、すでに勝負は決まっていた。爆速王・サラーが、弾丸のようなスプリントで右サイドを切り裂く。さらに左足アウトサイドで味方にピンポイントクロスを送るなど、リヴァプールの“ファラオ(=王)”に相応しい活躍を見せた。
イングリッシュ・プレミアリーグ第4節で、リヴァプールはホームにアストンヴィラを迎えた。この試合でも圧倒的なパフォーマンスを見せたのが、ファラオの愛称で数々のゴールを挙げてきたサラーだ。
注目のシーンは、リヴァプールがバックラインからビルドアップしていくなかで見られた。右サイドでディーニュと駆け引きしていたサラーは、ボールが蹴られた瞬間からトップスピードで走り出す。その時点ですでに後手になったディーニュはなすすべなく、なんとかジャンプしてヘディングでのクリアを試みるも届かず。サラーが右サイドを爆速で突破すると、最後は左足アウトサイドで味方にピンポイントクロスを送った。
ボールを受けたヌニェスのシュートは枠をとらえきれなかったため、アシストとはならなかったが、その後ダメ押しとなる3点目を奪うなどこの日も圧巻のパフォーマンスを見せた。
イギリス『スカイスポーツ』によると、今夏の移籍市場で猛威を奮っているサウジアラビア勢がサラーに注目。元レアル・マドリーのベンゼマを獲得したアル・イテハドがリヴァプールに対して先週には1億5000万ポンド(約278億円)のオファーを送った。
リヴァプールはプレミアリーグで5シーズン連続2桁得点を挙げていたエースを「非売品」としてこのオファーを拒否。ところが、新たな報道ではサウジアラビア市場が閉幕する7日前に、総額2億ポンド(約2億3400万ユーロ/約370億円)のオファーを送る準備をしているという。
これまでのサッカー界で移籍金の最高額は、ネイマールの移籍に関してパリ・サンジェルマンからバルセロナに支払われた2億2000万ユーロ。仮に報道通りのオファーで移籍が決まれば歴代最高額を更新することになる。もしかすると、このプレーがプレミアリーグで見られる最後の姿かもしれない。
(ABEMA/プレミアリーグ)