【プレミアリーグ】リヴァプール3-0アストンヴィラ(日本時間9月3日/アンフィールド)
リヴァプールのエース・サラーが消えた──。マークについた相手DFは、数秒前までサラーを認識していたはず。それがボールを確認するために一瞬目を離した隙にゴールネットは揺れていた。なすすべなくやられた相手選手は天を仰ぐしかなかった。
イングリッシュ・プレミアリーグ第4節でリヴァプールはアンフィールドにアストンヴィラを迎えた。注目のシーンはリヴァプールが2-0とリードして迎えた55分だ。
右CKを獲得すると、サラーはボックス内のほぼ中央に陣取る。ボールが蹴り出される瞬間にマッチアップしたディーニュを軽く突き飛ばした。これで相手との距離をとったファラオ(サラーの愛称)は、相手がボールに目線を移した瞬間を見逃さず、その隙に背後をとる。ニアサイドで味方がフリックしたボールがファーサイドに流れた時には、すでにサラーがフリーで待ち構えており難なくこのボールを蹴り込んだ。
サラーのマークについていたディーニュにとっては災難だった。ほんの数秒前まではしっかりとサラーを捕まえていた。しかし一瞬だけボールの軌道に目をやった瞬間の隙をつかれて失点してしまったのだ。これには思わず「しまった…」とばかりに天を仰いだ。
今夏の移籍市場でサウジアラビアのアル・イテハドが総額2億ポンド(約2億3400万ユーロ/約370億円)のオファーを準備しているとも言われているサラー。歴代最高額だったネイマールを抜くほどの高評価をされているリヴァプールのエースだが、このゴールで評価がさらに高まるかもしれない。
(ABEMA/プレミアリーグ)