将棋の永瀬拓矢王座(31)に藤井聡太竜王・名人(王位、叡王、棋王、王将、棋聖、21)が挑戦する第70期王座戦五番勝負が9月12日、神戸市の「ホテルオークラ神戸」で第2局の対局を行っている。ABEMAの中継には、立会人の福崎文吾九段(63)と現地大盤解説を担当する斎藤慎太郎八段(30)が出演。王座経験者の両者が漫才のようなトークを繰り広げ、視聴者を爆笑させていた。
緊迫する対局中継から一変、関西所属の人気棋士がファンを爆笑の渦に巻き込んだ。第39期(1991年度)王座の福崎九段は、第66期(2018年度)王座経験者の斎藤八段と中継に出演。早々に「服装決まってるや~ん!いきなり差を付けてるなぁ!」と仕掛けると、“西の王子”と呼ばれる斎藤八段も「こっちはいつもこんな感じです~」と漫才のような会話を展開した。
王座経験者の両者とあり、五番勝負を戦った当時を振り返る場面も。福崎九段は「僕は谷川(浩司十七世名人)さんに勝ったんよ。でも翌年羽生(善治九段)に負けて。そしたら谷川さんが口きいてくれなくなったんや!昨日まで仲良かったのに!こわいよ~?今もほとんど口きいてくれへん!嘘みたいやけど本当の話やねん」と真偽不明(?)の思い出を語った。
スタジオで聞き手を務める室谷由紀女流三段(30)は、必死に進行を務めるもタジタジに。シリーズが2局連続で角換わりになったことを問いかけると、福崎九段は「角換わりってそもそも何なんですか?」。斎藤八段が「先生に質問きてるんですよ(笑)。真面目に答えましょう!」とツッコミを入れると、「もう角交換するんだから、並べる前にもう角持ってたらいいと思うねん」と斬新すぎるボケで返していた。さすがの斎藤八段も「これは捌けませんでした」と、すっかりお手上げ状態となっていた。
福崎九段の暴走はまだまだ止まらない。中継コーナーも締めに入ったところで、突然「ど~こかで~」と歌い出す場面も。自由すぎる大先輩に、スタジオで解説を務める増田康宏七段(25)も笑いが止まらなくなっていた。視聴者も大爆笑。「この凸凹コンビいいなwww」「もう誰にも止められない福ちゃん」「笑ってはいけない王座戦」「漫才なの?w」「完全コント」とコメントが殺到していた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)