「しくじり先生 俺みたいになるな!!」に、”おでんツンツン男”こと豊嶋悠輔さんが登場。若者へ向けて、涙ながらにメッセージを送る一幕があった。
番組には、オードリーの若林正恭、平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑らレギュラー陣に加え、伊集院光、ハシヤスメ・アツコ、星乃夢奈が出演。
今回のしくじり先生は、”おでんツンツン男”の名で知られる豊嶋悠輔さん。2016年にコンビニのおでんを直接触って遊ぶ動画を投稿したところ、ニュースで報道され大炎上。威力業務妨害容疑で逮捕され、不起訴処分となった。
豊嶋さんは騒動前からスケートボードショップを経営しており、最初は店の宣伝のために普通の動画をアップしていた。ネタが尽きた頃、何気なくおバカ動画を投稿してみると、子どもや周囲からの反応がよく、どんどんエスカレートして迷惑系に発展。その結果、おでんツンツン騒動につながったという。
炎上後、豊嶋さんの生活は一変した。住んでいたマンションを追い出され、当時の妻とは離婚。友人宅に身を寄せたものの、家から出られず「今から何かがんばったところで、もう人生の取り返しがつかない」と、失意の日々を送っていた。友人は、そんな覇気のない豊嶋さんに対して今までどおり接しているフリをしてくれたという。
1年ほど希望が見出だせないどん底の日々を送っていた中、豊嶋さんにある救世主が現れた。それは現在の妻だった。妻は、住むところもお金もなかった豊嶋さんを、自分の実家に2年も住まわせてくれたという。
最後に豊嶋さんは、動画投稿に必死になっている若者に向けて、「その動画、投稿する前にもう1度冷静になって考えよう」とメッセージ。「一瞬はバズるかもしれませんが、それ以上に身近な人を傷つけます」と自身のしくじりからの教訓を語った。
さらに、豊嶋さんは涙に言葉を詰まらせながら「母は、『どれだけあなたの敵がいても私だけは味方だよ』と。妻は俺がつらいとき、ずっと『大丈夫だよ』と言って、そばにいてくれました」と回顧。「本当にその動画を上げないといけないのか?っていうのが、僕の思いです」と、力強く訴えていた。