「東大卒は“稼げる民間”へ」国家公務員の志望者減を元国税職員のお笑い芸人が分析
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 8月の調査で過去最低の倍率を記録した国家公務員の一般職試験(大卒)の志願者数について、元東京国税局職員のお笑い芸人で、現役東大生のさんきゅう倉田が『ABEMAヒルズ』で自身の考えを語った。

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「倍率が下がっていることが特に気になる。僕が受けた国税専門官はおそらく13倍ぐらいだったと思う。3.2倍だと優秀な人材を確保するのが難しいと言われているので、困ってしまうのではないか」

 志願者数の減少は、民間企業との競合や全体的な人材不足が影響しているとされている。倉田は「肌感覚だが、東京大学に限ると周りの友人が公務員になりたいという話は聞いたことがない」と述べる。

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「東京大学卒業者だと、もっと稼げる仕事がたくさんある。そうすると『公務員は友人と比べて給料が低いからやめようかな』という方が多いのではないか。国に貢献したいという熱い思いを持っている人もあまりいないような気がする」

 一方で倉田は「公務員の魅力が再び発信されることで人気が回復するのではないか」として次のように語った。

「そこでしかできない仕事や、権利を持って何かをできるなどの“やりがい”はもちろんある。僕は税務調査をしていたが、それは民間企業や他の公務員ではできない特別な権利を持っていた。また、休みが取りやすいこともポイントだ。産休・育休を取ってからも復帰して、また出世できる。それが公務員の良いところだ」

(『ABEMAヒルズ』より)

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