【ブンデスリーガ】ボーフム1-1フランクフルト(日本時間9月17日/ヴォノヴィア・ルールシュタディオン)
まるでハーランドのようだった。日本代表・浅野拓磨がボックス内で味方のヘディングパスに反応すると、ゴール方向に浮いた球をジャンピングボレーで仕留めにかかる。昨季得点王で今季も得点ランキングを独走するマンチェスター・シティの“怪物”を彷彿とさせるプレーには、ファンも「ハーラン浅野」「今のはよく挑戦したわ」と大盛り上がりだ。
浅野が、浅野らしさ全開の野生的なプレーを披露した。ボーフムは0-0で迎えた24分、敵陣中央のFKから右へと展開すると、フランクフルトのゴール前にクロスが送り込まれるチャンスを迎えていた。今季ボーフムに加入したパスラックからのボールに合わせたのは、195センチのホフマンだ。競り合うディフェンスに頭ひとつ抜き出した長身ストライカーは、シュートではなく、右にいたフリーの日本代表へのパスを選択した。
このチャンスボールに素早く反応した浅野は、ゆっくりと落ちてくる球際を見極め、伸ばした右足でボレーシュート。枠を捉えたフィニッシュはGKに右手1本で防がれてしまったものの、あわやゴールというシーンに、スタジアムのファンも沸き立った。
浅野は今季、9月2日に行われた第3節アウクスブルク戦で2ゴールをマークするなど好調で、10日の日本代表vsドイツ代表でも、4-1で勝利した試合の3点目の追加点を挙げている。そんな浅野が見せたアクロバティックなシュートシーンには“らしさ”が詰まっていた。
ABEMAで視聴したファンも「今のはよく挑戦したわ」と、無理な体勢でもゴールを狙うフィニッシュワークを称賛し、なかには「ハーラン浅野」と、マンチェスター・シティのゴールハンター、ハーランドのようだと形容するコメントなどもつづられていた。
その後、チームは先制を許しながらも後半に同点に追いつき、ホームで勝ち点1を獲得。今季は4試合で3引き分けと未勝利が続くなか、浅野のゴール量産には期待が集まる。
(ABEMA/プレミアリーグ)