【プレミアリーグ】マンチェスター・ユナイテッド1-3ブライトン(日本時間9月16日/オールド・トラッフォード)
この日の三笘薫は“おとり役”として100点満点の活躍をみせた。チーム3点目の場面では中央から縦に抜け出すことで相手DFの視線を自らに集めて、ジョアン・ペドロをフリーにさせる完璧なフリーランを披露。これには「三笘シフトの逆を突いた」とファンも大絶賛している。
ブライトンが2-0でリードして迎えた71分、エストゥピニャンに代わって左サイドバックで先発出場したランプティがダンクからの好フィードに抜け出してボックス内に進入。ジョアン・ペドロへとラストパスを出してダメ押しゴールを演出した。
その際に内側のレーンにいた三笘はそのまま縦に抜け出している。この動きによってマイナスのジョアン・ペドロの前のスペースが空き、ブラジル人FWは余裕を持ってシュートを放つことができたのだ。
このブライトンの攻撃について、元北朝鮮代表・鄭大世氏は「はじめから三笘は内側をとったほうがよかったのかもしれない。大外は捨て中にポジションをとってレーンを空けてあげるのがよいという答えがひとつみえた」と三笘のクレバーな動き方を評価した。
ボールに関わらなくても“おとり役”としてゴールを演出した三笘のプレーに視聴者からは「三笘今日はおとり役」「三笘シフトの逆を突いた」「デコイ三笘」「三笘のランがいい」「最強のオトリ」など、多くの賞賛の声が集まった。
この場面が表すように、日本代表FWはボールに絡まなくても質の高いオフザボールの動きでチームに貢献することができる。これほど高い貢献度が期待できる左WGがいることは、ロベルト・デ・ゼルビ監督にとって頼もしい限りだろう。
(ABEMA/プレミアリーグ)