アニメ『無職転生〜異世界行ったら本気だす〜 (むしょくてんせい~いせかいいったらほんきだす~)』は、小説投稿サイト『小説家になろう』にて投稿されていた小説をもとに、2014年より書籍化された小説を原作とする作品です。TVアニメ第1期は、2021年1月から3月まで放送。第2期は2023年7月、2024年4月より放送されました。シリーズ累計発行部数1485万部を突破し、コミカライズやゲームなど、幅広く展開されています。
【動画】ルーデウスを出産後の若い美人ママ・ゼニス『無職転生』1期第1話
この記事では、アニメ『無職転生』に登場するキャラクターの1人、ゼニス・グレイラットについてプロフィールや性格・声優などを紹介します。
目次
- アニメ『無職転生』とは
- アニメ『無職転生』ゼニスの基本情報!かわいい見た目や性格を紹介
- ゼニスはどんな母親?ルーデウスとの関係
- パウロとの出会いはいつ?馴れ初めから結婚まで
- ゼニスの魔術師(冒険者)としての実力
- フィットア領転移事件でどうなった?生きてるの?
- 事件後は記憶喪失に?廃人生活や治療について
- アニメ『無職転生』ゼニスのまとめ
アニメ『無職転生』とは
アニメ『無職転生』とは、34歳の無職でニートの男が、ルーデウス・グレイラットとして剣と魔法の異世界に転生したことから始まるファンタジー作品です。子煩悩な母・ゼニスや、自由奔放な父・パウロらのもとで、新たな人生をスタートさせます。ルーデウスは後悔だらけの前世をやり直すため「今度こそ本気で生きる」ことを決意し、たくさんの仲間たちとの出会いと別れを繰り返しながら成長していきます。
原作は、理不尽な孫の手氏による同名小説です。小説のほか、スピンオフ漫画やコミカライズなども発売されています。アニメは、小説の挿絵を担当したシロタカ氏のキャラクター原案を採用し、監督を平野宏樹氏が担当。制作会社は、株式会社スタジオバインドです。
アニメ『無職転生』ゼニスの基本情報!かわいい見た目や性格を紹介
ゼニスはルーデウスの母親です。明るい金髪を束ねていて、青い瞳が特徴的。明るく面倒見の良い性格で、誰にでも気兼ねなく接します。冒険者として活動していた経験があり、かつては夫・パウロとともにパーティー「黒狼の牙」に所属していました。
『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』のBlu-ray Chapter 4 初回生産限定版に、特典として付属していた特製ブックレットの書き下ろし小説では、パウロやゼニスが「黒狼の牙」メンバーだったころのエピソードが書かれています。ゼニスはパーティー内で回復役を担い、メンバーからは、妹分としてかわいがられる存在でした。
ゼニスの基本情報【プロフィール】年齢は?
■氏名 ゼニス・グレイラット
■年齢 17歳(初登場時)
■性別 女性
ゼニスは、ブエナ村を治める下級貴族・グレイラット家の一員。ルーデウスの母親で、夫はパウロです。17歳のときにルーデウスを、23歳のときにその妹のノルンを出産しています。
原作小説では、ゼニスの実家はミリス神聖国のラトレイア伯爵家という貴族で、ゼニスは「ミリス令嬢の鑑」と呼ばれ、令嬢として育ったことが書かれています。15歳の誕生日に両親とケンカして実家を飛び出し、冒険者の道へ進みました。
ゼニスの基本情報【声優】
ゼニスの声を演じるのは、金元寿子(かねもと ひさこ)さんです。過去に出演したおもな作品には『侵略!イカ娘』イカ娘役や、『ゲーマーズ!』天道花憐役などがあります。
声優を志したきっかけは、幼少期からしゃべることが苦手で「もっと話せるようになりたい」と思ったことから。当時からアニメが好きだったこともあり、声優の道へと進んだそうです。
ゼニスはどんな母親?ルーデウスとの関係
ゼニスは子煩悩で親馬鹿です。ルーデウスやノルンのことを大切に思い、無償の愛を注いでいます。魔族に対する偏見も少なく、誰とでも気さくに話せる社交的な性格。このことから、家庭教師として雇ったロキシー・ミグルディアのことも、まるで娘のようにかわいがっていました。
転生直後のルーデウスは中身が34歳ということもあり、美人のゼニスに対してデレデレしていました。しかし1期第1話では、ゼニスが母親であることから、まったく興奮しないとも語っています。
1期第4話で夫・パウロと侍女・リーリャの浮気が発覚したときは、家庭内が険悪なムードになりました。ゼニスは当然、激怒しましたが、ルーデウスの心遣いに感動し、子供の悲しむ顔を見たくないと浮気を許しました。
パウロとの出会いはいつ?馴れ初めから結婚まで
現在の夫・パウロとの出会いは、原作小説1巻で書かれました。ゼニスは15歳のころ、実家を飛び出して冒険者になったものの、詐欺に騙されそうになっていました。そこへパウロが助けに入り、交流が始まります。
その後はパウロによって、なかば強引に冒険者パーティー「黒狼の牙」へ加入することに。パーティー内でもかわいがられ、ゼニスとパウロはお互いに惹かれ合っていきます。ゼニスがパウロとの子を妊娠したことをきっかけに、冒険者パーティーを引退。結婚後はルーデウス・ノルンの2人の子供に恵まれました。
アニメ1期第4話では、ゼニスがノルンを妊娠したと同時にパウロとメイドのリーリャの浮気が発覚し、一時家庭崩壊の危機に陥りました。『無職転生』の世界では一夫多妻も一般的に認められています。しかし原作小説では、ゼニスは1人の相手を愛することを教義とするミリス教徒で、パウロと結婚する際は一夫一妻を誓い、パウロに自分以外の女に手を出さないことを約束させたというエピソードが載っています。
そのため、ゼニスはパウロの裏切りに怒り、パウロの子を妊娠したリーリャにどう対応するか悩みました。しかしルーデウスの計らいもあり、ゼニスはリーリャを許し、グレイラット家でそのまま暮らすことを受け入れます。その後、リーリャが産んだ子供・アイシャのことも、温かく迎え入れる度量の広さを見せました。
ゼニスの魔術師(冒険者)としての実力
ゼニスはかつて魔術師として活動していて、治癒魔術と解毒魔術を得意としています。魔術の階級は初級・中級・上級・聖級・王級・帝級・神級の7段階に分かれていて、ゼニスは治癒魔術と解毒魔術は中級まで、火と水の魔術は初級までを使えます。
アニメ1期第13話では、かつての「黒狼の牙」のメンバーから、ゼニスは「元S級冒険者」と言われていました。フィットア領転移事件により行方知れずになっていても「ゼニスなら大丈夫」とも語られていて、元パーティーメンバーからの信頼も厚い様子がうかがえます。
フィットア領転移事件でどうなった?生きてるの?
甲龍歴417年に発生した魔力災害・フィットア領転移事件により、ゼニスは、ベガリット大陸の迷宮都市ラパンに転移させられてしまいます。そこで迷宮の最下層にある、魔力結晶の中に閉じ込められることに。ゼニスはおよそ2〜6年もの間、ずっと魔力結晶の中で生きていました。
パウロらはゼニスの救出へ向かい、迷宮の守護者である魔物・魔石多頭竜 (マナタイトヒュドラ )と対峙します。しかしマナタイトヒュドラはあまりにも強く、パウロは攻撃を受けて下半身を失い、これが致命傷となり死亡。この戦いでルーデウスも左腕を失います。ゼニスの救助には成功したものの、代償は大きなものとなりました。
事件後は記憶喪失に?廃人生活や治療について
ゼニスはフィットア領転移事件のショックと魔力結晶の中にずっと閉じ込められていた影響で、記憶喪失になってしまいます。話すこともままならず、かつての明朗快活な性格から廃人のような状態になってしまっており、父親を喪ったばかりのルーデウスにさらなるショックを与えました。その後グレイラット邸に引き取られることとなり、リーリャの介護を受けることになります。
アニメ『無職転生』ゼニスのまとめ
ゼニスは、アニメ『無職転生』に登場するキャラクターのひとり。夫パウロとの間に主人公ルーデウスとその妹ノルンの2人の子どもを設けています。明るい金髪を束ねた髪型と青い瞳が特徴的で、誰とでも気兼ねなく話せる、社交性の高い性格です。子煩悩かつ親馬鹿な一面もあり、冒険者パーティー「黒狼の牙」の元メンバー。フィットア領転移事件では、魔力結晶の中に閉じ込められてしまい2〜6年もの間、その中で生きていました。
ゼニスの子供たちに対する愛情に注目しながら、改めてアニメ『無職転生』を見返すと、また違った楽しみ方ができるのではないでしょうか。ぜひ配信やBlu-ray・DVDなどで見返してみてください。
(C)理不尽な孫の手/MFブックス/「無職転生」製作委員会
(C)理不尽な孫の手/MFブックス/「無職転生II」製作委員会