【UEFAヨーロッパリーグ】ブライトン2-3AEKアテネ(日本時間9月22日/アメリカン・エクスプレス・スタジアム)
【映像】三笘、右足アウトの超絶スルーパスで相手DF4人を出し抜く好プレー
三笘薫にとって、初の欧州大会は悔しい幕開けに。ブライトンは今季、クラブ史上初めてUEFAヨーロッパリーグに出場を果たし、ギリシャのAEKアテネと初戦を迎えた。デ・ゼルビ監督は、三笘ら多くの主力をスタメン起用したが、先制点を許したことで難しい展開に。三笘は86分までプレーしたが、昨季のギリシャ王者を相手に、ホームで競り勝てず、2-3で痛恨の敗戦を喫した。
地元メディア『Sussex World』は、この試合に出場した選手たちを10段階で評価。三笘に対しては、チーム3位タイの「6」という点数が与えられている。「前線からのプレスがうまい。クロスはGKに近すぎた。後半はインパクトに欠けて交代」と寸評されている。
英メディア『Sky Sports』のレーティングでも同じく「6」と、チームメイトの大半と共に伸び悩んだ。いつもは正確なフィードで三笘にパスを出しているルイス・ダンクが不在だった影響もあったのか、2列目で先発出場したアンス・ファティとソリー・マーチよりも圧倒的にボールを受ける回数が少なく、75%と限られたパスでも味方とズレる機会が多かった。その結果、ほとんど絶好機に絡むことができないまま交代となっている。
先制点を決められると試合が難しくなる──。これは逆転勝利が少ないチームの課題の一つであり、初の舞台でそれが出てしまったゲームと言えるだろう。ブライトンにとっても、三笘にとっても、ヨーロッパリーグデビュー戦はほろ苦いものとなってしまった。