FANTASY BOYSがついにデビュー!宇宙服は着心地がいい?ワイヤーアクションもお手のもの?アルバム制作秘話を和気あいあいトーク!【DEBUT SHOWCASEレポート】
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 韓国のサバイバルオーディション番組『少年ファンタジー~放課後のときめきシーズン2~』より誕生したボーイズグループ・FANTASY BOYS(ファンタジーボーイズ)が、デビューショーケースを9月21日に行った。

【映像】FANTASY BOYS、デビューショーケースの模様

 FANTASY BOYSは、ソウル、カン・ミンソ、イ・ハンビン、ヒカリ、リンチ、ヒカル、キム・ウソク、ホン・ソンミン、オ・ヒョンテ、キム・ギュレ、ケイダンからなる11人組グローバルボーイズグループ。日本でも同時放送されたショーケースではまず、メンバーが1人ずつクールな表情を浮かべながら入場した。

それぞれのカラーを発揮する11人

 最初に11人は1stミニアルバム「NEW TOMORROW」より、強烈なラップパートが多く盛り込まれた「One shot」を、花火が噴き上がる中で堂々とパフォーマンス。ブロンドヘアが輝くソンミンはくるくると表情を変化させて観客を魅了し、オーディション時は経験値の低さから不安げな姿がよく見られたギュレも、キレのいいダンスで成長を見せつけた。

 そしてMCのリードのもと、トークパートへ。FANTASY BOYSは横一列に並び、リーダーであるミンソの掛け声に合わせて元気に挨拶する。ついにデビュー当日を迎えた11人はとても感慨深そうな様子だ。ABEMAでも日本に向けて生中継されているということで、1人ずつ韓国語と日本語の両方で挨拶していった。ヒカリはデビューを果たした心境を、日本語で「ついに待ちに待ったデビューの日が来て、僕たちもかなり期待とテンションが上がっています。今日はそのパワーを受け取って楽しんでいただけたらと思います」と語った。

 どこかまだ反応が控えめな客席のファンを盛り上げるべく、ソンミンは陽気に「声を上げましょう!1、2、3!」と号令をかけ、観客からは大きな声が上がる。「今の気持ちをダンスで表現してください」とリクエストされたヒョンテは、クールなダンスを披露して歓声を浴びた。

 アルバム「NEW TOMORROW」について、ソンミンは「11人の少年が11のカラーでBandi(ファンネーム)の皆さんに新しい歌をお届けするという意欲が込められた、楽しくて魅力的な作品です」と饒舌に紹介。そしてアルバムの実物がステージに置かれ、収録内容の説明が行われていった。アルバムのAバージョンは宇宙がコンセプト。ヒョンテは「初めて宇宙服を着た時、重たくて暑くて撮影中は大変だったんですが、慣れると着心地がいいなと思いました。新しいコンセプトにチャレンジしたので、楽しく撮影に臨めました」と振り返る。

 Bバージョンには済州島の美しい風景が収められているといい、ウソクは「宇宙服とはまた違うFANTASY BOYSの魅力が感じられると思います」と自信たっぷりにコメント。ベストカットとして、草原にたたずむ自身のカットをセレクトした。またソウルは「プラットフォームバージョン」、ギュレは「エバーミュージックバージョン」を紹介。日本語バージョンが収録されているバージョンは、ファンコンサートで観客にプレゼントとして配布するそうだ。

「墜落するかと…」済州島での撮影エピソード

 そして収録曲についても順にトーク。冒頭でパフォーマンスした「One shot」について、ヒカルは「冷めない情熱を武器に、Bandiの心に火をつけるという意気込みが込められた曲です。ずっと耳に残るサビが特徴で、サウンドはパワフルですがソフトなメロディが入っているので、たくさん聴いてほしいです」と説明する。そんな楽曲にちなみ、ヒカルがクールな表情と温かみある表情の2種を披露する一幕もあった。

 ミンソは「Shangri-La」について、「暗闇から抜け出して、Bandiと共に迎えた光にうっとりとするという内容。爽快なギターと重厚なベースが魅力ですが、歌詞からもさまざまなことを感じられると思います」と魅力を紹介。そしてタイトル曲「New Tomorrow」については「長い間待っていた輝かしい瞬間を迎えた喜びと、これからBandiの皆さんと共に描いていく明日へのときめきを歌った曲です。1度聴いたらハマってしまうし、聴けば聴くほど爽快な気分になる曲です」と述べた。

 「New Tomorrow」の第一印象について、ギュレは「爽快感があるので、最初に聴いた時に旅に出る感覚、遊びに行きたくなる曲だなと思いました」と語り、ケイダンは「インパクトが強くて大好きです。クオリティも高い曲」と自信を見せる。またレコーディングを述懐し、ハンビンは「3曲とも大変で、メンバー同士で話し合っていろいろフィードバックをしました。ベストを尽くしてレコーディングを終えられたのでよかったです」と安堵したように話していた。またミンソ、ヒョンテ、ハンビン、ギュレは「One shot」、ソンミン、リンチ、ヒカリが「New Tomorrow」のポイントダンスをそれぞれ披露した。

 「New Tomorrow」のミュージックビデオは、地球に不時着した11人の少年が1人の少女に出会うという、希望に満ちたストーリーだ。少女をBandiに見立てているという。済州島での撮影を振り返り、ソウルは「みんなで旅行に行ったような感じで、本当にワクワク撮影をして幸せでした」と笑顔でコメント。ミンソは「飛行機の窓の外に稲妻が光っていて、墜落するんじゃないかとみんなで大騒ぎでした」と大変そうに振り返りつつ、「MV撮影でワイヤーアクションを行った際、7階くらいの高さでしたがとても楽しかったです。僕はアイドルを引退したらアクション俳優になるんじゃないかな」と豪胆な一面も見せた。そしてヒカルが前に出てワイヤーアクションをジェスチャーで再現。メンバーの歌声に乗せて両手を広げ、優雅にステージ上を翔けた。

ソンミンの明るさと対応力が光る

 ここでMCは退場し、再度ライブパートへ。「Shangri-La」では11人が爽やかなムードに乗せて、息の合ったシンクロダンスと強烈なラップでBandiを魅了した。中盤ではヒカリを中心に、全員が円になって抱き合うような振付も。曲が終わると、ヒカリは「まだ音楽番組ではやっていないファンソングなんですけど、個人的には一番お気に入りの曲。皆さんの感想をもっと聞きたいです」と笑顔で呼びかけた。

 残り少なくなった時間を惜しみながら、最後の曲「New Tomorrow」の準備をするメンバー。マイクの音が入らないハプニングに見舞われるも、ソンミンは大きな地声で「New Tomorrow」の紹介を続け、ハツラツとしたキャラクターと対応力の高さを発揮する。

 そしてカラフルな衣装にチェンジして、「New Tomorrow」を清涼感たっぷりにパフォーマンスしたFANTASY BOYS。ハンビンとリンチはパワフルなボーカルを見せ、中盤ではケイダンが空を舞うようにメンバーによってリフトされる振付で圧倒。バックのスクリーンでは花火が打ち上がり、彼らの華やかな門出を祝するようなステージが展開された。

 名残惜しそうな11人は、最後に1人ずつ挨拶していく。ヒカルは「このように個性あふれるメンバーが揃っているグループなので、Bandiのみなさんもさまざまな形で楽しめると思います」と今後の活動への期待を煽り、ソウルは「正直に申し上げると本当に大変で、あきらめたい時間もたくさんありました。でもファンの皆さんの気持ちを考えながら元気を出しました。これからも皆さんと一緒に頑張っていきたいです」と、正直な心情を明かしながら感謝を伝えた。時間が足りなくなってしまったのか、後半のメンバーは早口で挨拶をして笑いを誘い、和気あいあいとした賑やかなムードのまま11人はステージを去っていった。

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 なおこの公演の模様は、2023年10月22日(日)21:00までABEMAにて見逃し視聴が可能だ。

テキスト:岸野恵加
 

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