【スコティッシュ・プレミアシップ】リヴィングストン0-3セルティック(日本時間9月23日/トニー・マカローニ・アリーナ)
ゴール裏にまさかの”影武者”だ。試合終了間際に左足でビューティフルゴールを決めてみせた前田大然だったが、そのシュートが突き刺さった真後ろにいた同じくスキンヘッドのサポーターも喜びを爆発させた。ゴールを決めてもポーカーフェイスを貫く前田との対比の面白さが話題となっている。
セルティックが2-0でリードして迎えた90+4分、前田は試合終了間際であることを感じさせないスプリントでアバウトなクリアボールを自らのものに。冷静に目の前のDFをかわすと、左足で見事なシュートを突き刺した。
ゴールネットの後ろでガッツボーズをして大喜びするスキンヘッドのサポーターとは裏腹にゴールを奪った前田に笑顔は見られなかった。
ABEMAで解説を務めた粕谷秀樹氏は「彼の運動量ですね。いいシュートでした。」と前田の運動量とシュートを絶賛。実況を務めた小林惇希氏は「最後にご褒美が待ってました。報われましたね。前田で仕上げてファイナルホイッスル」と視聴者に伝えている。
視聴者は「報われた」「最後まで見てて良かった」などと、数的不利の状況で孤軍奮闘した前田に賛辞が贈られた。また「日本のロッベン」とスキンヘッドがトレードマークである元オランダ代表のレジェンドになぞらえたコメントも寄せられた。
28分にGKのジョー・ハートが退場し、数的不利な状況にあるチームを豊富な運動量で陰ながら支えた前田の努力が最後の最後に報われた瞬間だった。
(ABEMA/スコティッシュ・プレミアシップ)