「しくじり先生 俺みたいになるな！！」に、元HKT48の兒玉遥がしくじり先生として登場。総選挙のスピーチでわざと噛んだことを告白する一幕があった。
番組には兒玉の他にも、オードリーの若林正恭、平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑らレギュラー陣に加え、鈴木奈々、トラウデン都仁、元櫻坂46の松平璃子らが出演。
HKT48在籍中はセンターを務めるなど、中心メンバーとして活躍してきた兒玉。しかしその裏では、過剰に反省してしまう性格のせいで激太り＆うつ状態になり、追い込まれていたという。今回は、そのアイドル時代を振り返り、真相を赤裸々に告白した。
兒玉は中学3年生の頃、HKT48の1期生オーディションに自ら応募し合格。ダンスや歌が未経験ながら、劇場デビューではセンターに大抜擢された。その後もAKB48のシングル『真夏のSounds good ! 』でHKT48唯一の選抜入りを果たすなど、順調な滑り出しに思えたが、HKT48の記念すべきデビューシングルではセンターを外されてしまったという。
兒玉は猛烈に反省し、「ダンスや歌ではない、自分にしかない個性が必要」と考えた。そして、ある芸能人をお手本にキャラ作りをして、センターを狙いにいったという。その芸能人とは諸見里大介。滑舌の悪さで笑いをとる諸見里を見て、兒玉は「自分では短所だと思っていた滑舌の悪さをオープンにすれば個性になる」とひらめいたという。
そして、キャラ作りのために行動を起こしたのが、2013年の総選挙スピーチだった。先輩の篠田麻里子が前年のスピーチで「潰すつもりで来てください」と後輩に向けてメッセージを送っていたことを受け、兒玉は「篠田さんの言葉を胸に、先輩方をちゅぶしにいくぐらいの気持ちで頑張ります」と噛みながら決意を語った。実はこの「ちゅぶしにいく」は、事前に兒玉が「ここで噛むぞ」と計画していたのだという。
スピーチでの涙や思いは本物だったが、キャラ作りのためにわざと噛んだ「個性伸ばし作戦」は大成功。滑舌が悪いキャラが浸透し、バラエティ番組では噛むことを求められる台本が用意されたり、コントに挑戦したりと、活躍の場が広がっていった。そして、自分の居場所を得た兒玉は、さらに歌やダンスの練習にも力を注ぎ、HKT48の4枚目のシングルで見事センターに返り咲いたのだった。
しかし、再びセンターに立った兒玉にはある複雑な思いが…その内容とは？
