【プレミアリーグ】アストンヴィラ6-1ブライトン(日本時間9月30日/ヴィラ・パーク)
【映像】三笘薫、猛ダッシュからのスライディングが一歩届かず無念の瞬間
三笘薫の執念もわずかに届かなかった。アストンヴィラMFマッギンが絶妙なスペースにスルーパスを出した場面で、右SBのキャッシュと日本代表FWがボールに向かって猛ダッシュ。三笘も決死のスライで止めにいくも、先にポーランド代表DFがクロスをあげてホームチームに先制点が生まれた。
スコアレスで迎えた14分、アストンヴィラが敵陣でのパス回しでブライトンを押し込むとMFジョン・マッギンのタメとアイデアから一気にチャンスが生まれる。
スコットランド代表MFはペルビス・エストゥピニャンの寄せが甘いと見るや、右の大外のレーンで裏抜けを狙っていたDFマティ・キャッシュの前方のスペース目掛けてスルーパス。ポーランド代表DFのマークについていた三笘も懸命なスプリントとスライディングで対応をしたが、先に動き出した分だけスピードで勝ったキャッシュがダイレクトでボックス内に折り返し。これをオリー・ワトキンスが押し込んで、ホームチームが先制に成功した。
この試合でABEMAの解説を務めた安田理大氏は「いいランニングでしたね」とキャッシュの動き出しを評価。続けて「僕もサイドやってたからわかるんですけど、一瞬ボールウォッチャーになった瞬間、下のパスを通されるとやっぱり前向きに走ってる人の方が早いので、どうしても後手になっちゃうんですよ」と、元SBの視点からこの場面での対応の難しさを述べた。
視聴者からも「いい崩しやなー」「パスとランニングを褒めるべきだなこれは」とアストンヴィラの攻撃を褒める声が寄せられた一方で、「今のDFやろw」「三笘ってDFだっけ?」「三笘はよく下がって守ってたよ」「三笘ここまで引かされるの嫌だな」「三笘は最終ラインなのは謎」など、日本代表FWを庇う意見もあった。
アストンヴィラからすれば、マッギンが内側に絞ることでエストゥピニャンを自身に引きつけさせたことで、三笘が最終ラインまで戻ってプレーせざるを得ない状況を作り出した。三笘からすればアンラッキーだったが、ホームチームの狙いがよく表れた場面だった。
(ABEMA/プレミアリーグ)