10月13日のカナダ代表戦(MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2023/中継はテレビ朝日系列とABEMA)、17日のチュニジア代表戦(キリンチャレンジカップ2023/中継はフジテレビ系列)に向けて4日、日本代表の森保一監督が招集メンバー26人を発表した。
カタールW杯以降はチームから外れていた南野拓実、怪我で長く離脱していた中山雄太が復帰した一方で、第二次森保ジャパンでは10番を背負っている堂安律、チームの要である鎌田大地が選外に。その理由について森保監督は、記者会見で次のように説明した。
「メディカルチームが所属クラブと確認を取って、コンディション不良ということで今回は招集を見送った」
今シーズンの堂安は所属するフライブルクで出番こそ得ているが、ここまで公式戦8試合で1アシストと確かに本調子とは程遠い状態。一方で今夏にラツィオに新天地を求めた鎌田は、開幕4試合こそスタメン出場してゴールとアシストも記録したが、セリエA直近3試合はベンチスタート(そのうち2試合は出番なし)と苦しい立場に置かれている。いずれもコンディションが万全とは言い難く、それゆえの選外となったようだ。
今回のメンバー発表会見を生中継したABEMAのコメント欄、そしてSNSには、「クラブに断られたのかな」、「堂安は確かにいま調子が良くない」、「鎌田は試合に絡めてないもんなー」、「堂安と鎌田がいないとなると、2列目の構成は気になる」、「鎌田と堂安はクラブで不調だったとしても呼んで欲しかった…」など賛否両論が声が出ている。
とはいえ、森保監督が事あるごとに強調している通り、現在の日本代表は歴代最強と言えるほど選手層が厚く、スタメン争いは超熾烈。復帰した南野を含めて2列目と中盤の選手にとって堂安と鎌田が不在の今シリーズは、アピールに向けた絶好の機会だ。チームのさらなる活性化に期待したい。
(ABEMA/日本代表)