島根県松江市の「道の駅」に設置されるも、プライバシーや衛生面などで疑問の声が相次ぎ、SNSなどでは「いたずらされそう」「音漏れが心配」といった指摘が相次いでいる。
元々は、国土交通省が道の駅へのベビーコーナー設置率アップを目指し、日本道路建設業協会が寄贈したものだ。授乳室の選定をめぐっては、設置コストや災害時の活用などが評価されたという。しかし9月20日の設置以降、実際の利用者はゼロ。安全面などから当面使用しないと決めた自治体もある。
懸念する声がでているが、子育て当事者はどう考えているのか。タレントの熊田曜子は、3人の子どもを育てた経験から、授乳室の重要性を語る。
「3人とも完全母乳で、自分のおっぱいだけで育てたので、授乳室がなくて本当に困ることがいっぱいあって。ケープで隠して、こっそりやったりとか、すぐ車の中に戻ったりとかやってたので。授乳中のお母さんに優しい動きはうれしいんですけど簡易的に見えてしまって…」(熊田曜子)
被災地やイベント会場への設置であれば「ありがたい」と感じるが、常設となれば「強度とか、上が(天井が)空洞になって、上の階から覗くと見えちゃうのではないかと思うと、安心してできない」というのが熊田の意見だ。
「一部屋、授乳室として空けてもらったほうがすごくうれしい。使っていない会議室とかを『今日は何時から何時まで空いていますよ』と入口に貼ってもらったら」「兄弟が何人かいるお母さんなら、この中に上の子も入れなければいけないじゃないですか。段ボールってあったかいけど授乳中ってめちゃくちゃ暑いので。赤ちゃんとお母さんが汗だくになりながら授乳するのは、夏場は苦しい」(熊田曜子)
こうした理由から、熊田としては「もし設置してあっても、私だったら車へ行く。(そのほうが)安心できる」とコメントしていた。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
■Pick Up
・「ABEMA NEWSチャンネル」がアジアで評価された理由
・ネットニュース界で話題「ABEMA NEWSチャンネル」番組制作の裏側