将棋の立川立飛杯達人戦予選が10月10日に行われ、藤井猛九段(53)が塚田泰明九段(58)に勝利した。藤井九段は11月24日に行われる本戦トーナメントに進出。初代「達人」の称号を目指し、“レジェンド”たちと激突する。
藤井九段が1組予選を突破し、本戦トーナメント出場権を獲得した。予選決勝では、王座の獲得経験を持つ塚田九段と対戦。振り駒で藤井九段の先手となると、角道を開けた四間飛車の対抗形の出だしとなった。相穴熊に組むと藤井九段は7筋の飛車を軸に攻撃を組み立てていく。ペースを引き寄せることに成功すると後手の攻めを封じ込めてリードを広げ、最後は飛車成から押し切り勝利を飾った。
この結果、藤井九段は本戦へ進出が決定。シード棋士の谷川浩司十七世名人(61)、羽生善治九段(53)、佐藤康光九段(54)、森内俊之九段(53)4人に加えて、予選突破組の丸山忠久九段(53)、深浦康市九段(51)、関西予選突破者の合計8人とともに11月24・25の両日に行われる本戦トーナメントで優勝と初代「達人」の称号獲得を争う。
(ABEMA/将棋チャンネルより)