「マイク、代表入りあるか!?」森保一監督が試合の視察に訪れるたびに、ファン・サポーターの間で話題となっていた、セレッソ大阪戦の毎熊晟矢。
FWからDFにコンバートされ、わずか3年で日本代表に上り詰めた男が、自身のデビュー戦を“大先輩”の槙野智章とともに振り返った。
桃山学院大学サッカー部を卒業し、V・ファーレン長崎を経て2021シーズンにセレッソ大阪に加入した毎熊。右サイドバックに主戦場を変え、今年の9月には自身初の代表選出を叶えた。
10月8日の『ABEMAスポーツタイム』(ABEMA)では、期待のネクストブレイカー・毎熊を元日本代表の槙野智章が直撃。A代表デビュー戦のプレーを、本人が解説した。
初招集の当初の心境について毎熊は、「代表選出の仕組みがよくわからず、前日には知らせが届くのかと待っていた。当日まで連絡がなかったので『無理だったのか…』と思った」とはにかみ、招集への自信は「半々だった」と語る。
9月12日に行われたトルコ戦で右サイドバックで先発出場した毎熊は、35分、ハーフウェーライン付近で相手からボールを奪いドリブルで持ち上がると、ゴール前の中村敬斗に向けて折り返しのパスを送り、デビュー戦でいきなりアシストをマーク。
このシーンについて、槙野から「シュートを意識していたのか、最初からアシストをイメージしていたのか」と問われると、「奪った時はスピードを上げて自分で行こうと思っていましたが、奥に中村選手が見えたので、スピードを落として合わせた」と意図を説明。アシスト後に1人でガッツポーズをしている点については「正直キツくて。ちょっとクールに見えるんですけど、ハアハアしています」と裏話を暴露した。
カウンターのチャンスをしっかりとゴールに結びつけたプレーに対し、槙野から「ドリブルしているなかで、顔を上げて冷静な判断ですね」と称賛の言葉が送られると、「サイドバックでペナルティエリア内に入ることができる選手はそんなにいない。その回数が多いことが自分のストロングポイント」だとアピールした。
(ABEMAスポーツタイム)