【MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2023】日本代表 4-1 カナダ代表(10月13日/デンカビッグスワンスタジアム)
毎熊晟矢が2キャップ目を刻んだカナダ代表戦で、元ストライカーらしい強烈なシュートを放った。セレッソ大阪所属の右SBはボックス手前で相手のクリアボールに反応すると、完璧な胸トラップから利き足ではない左足を一閃。強烈な弾丸ミドルはゴールの枠を外れたが、持ち味である攻撃力の高さを見せつけた。
日本代表が1点リードで迎えた29分、左サイドの中村敬斗が右サイドの伊東純也を狙ってインスイングのクロスを上げたが、これは相手DFにクリアされた。そのこぼれ球に毎熊が反応すると、完璧な胸トラップから左足を一閃。利き足ではなかったが、ボールを芯でとらえた強烈なミドルシュートが炸裂した。
この積極的な攻撃参加にはファンも「舞熊ええやん」、「マイクマってええなー」、「ダイナミックマイクマ!」、「セイヤソイヤ」と、25歳のDFを後押しするコメントを寄せた。
毎熊は2020年にV・ファーレン長崎に加入した当時はFWだった。2021年に右SBへとコンバートされると、翌年にJ1のセレッソ大阪にステップアップを果たし、コンバートからわずか3年目でA代表デビュー(今年9月のトルコ戦)するまでに成長した。
このカナダ戦では、バイエルンに所属する世界屈指の左SB/WBのアルフォンソ・デイビスと対峙して貴重なトップレベルの経験を積み、後半途中からウイングを担うなどポリバレントさも見せた。右SBのライバルは、菅原由勢、橋岡大樹、相馬勇紀など海外組ばかりだが、今後はこの毎熊も森保ジャパンの熾烈なポジション争いに絡んでくるはずだ。
(ABEMA/MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2023)