【WWE】RAW(10月16日・日本時間17日/オクラホマシティ)
10月17日(火・日本時間)WWE「RAW」オクラホマシティ大会が行われ、中邑真輔とリコシェがフォール・カウント・エニウェア・マッチで激突した。
7日(日本時間8日)に行われたWWEのプレミアム・ライブイベント(PLE)大会「FASTLANE」で中邑はWWE世界ヘビー級王者セス・ロリンズとのラストマン・スタンディング・マッチに敗れ、ベルトを巻くことができなかった。
前回「RAW」では、ロリンズと抗争を繰り広げる傍らで反則決着を繰り返していたリコシェとの遺恨が再燃。リング・場外・客席どこでも試合を終わらせることができるフォール・カウント・エニウェア・マッチで決着をつけることになった。
「お前のような虫ケラはきたねぇ床の上に葬ってやる」。そう吐き捨てた中邑をリコシェが強襲して試合開始。すぐに場外戦になだれ込むと、なんとリコシェが客席・アリーナ上段からシューティングスタープレスを決める。
リコシェの捨て身の一撃を喰らった中邑だが、リコシェを場外フェンスに何度も叩きつけ、ロリンズ戦でも見せたヌンチャク攻撃で反撃に転じる。両者がリングに戻ると中邑はコーナーに登ったリコシェを延髄斬りで迎撃し、リコシェはそのまま場外のテーブルに真っ逆さま。苦悶の表情を浮かべるリコシェに中邑がキンシャサを叩き込んで、3カウントを奪った。
ロリンズとのラストマン・スタンディング・マッチでも危険な場外&凶器攻撃を繰り広げた中邑。この日も場外戦でリコシェを粉砕し、不気味な笑みを浮かべながらリングを後にする。まるでハードコアファイターに生まれ変わったかのような狂気の中邑の次の標的は誰になるのか。
今大会では統一WWEタッグ王者組ジェイ・ウーソ&コーディ・ローデスが挑戦者組フィン・ベイラー&ダミアン・プリーストを迎え撃った。
王者と挑戦者の立場を変えた「FASTLANE」のリマッチは、王者組のペースで試合が進んでいくが、挑戦者組と同じジャッジメント・デーのドミニク・ミステリオが乱入。これでペースを乱されるが、ジェイと信頼関係が芽生え始めたサミ・ゼインがドミニクを排除する。
しかしプリーストが場外でコーディを放送席に目掛けてレイザーズ・エッジで叩きつけるとジェイが孤立。ベイラーのクー・デ・グラ(ダイビング・フットスタンプ)をかわしたジェイがベイラーとダミアンをスピアーで蹴散らすが、今度は客席からジャッジメント・デーと結託したブラッドラインのジミー・ウーソが現れる。
ジミーはジェイにスーパーキックを突き刺すと、この一撃でノックアウト状態となったジェイにベイラーが今度こそのクー・デ・グラを投下。これで3カウントを奪い、ベイラー&プリーストが統一WWEタッグ王座奪還に成功した。
唖然とするジェイ&コーディを尻目に、ジミーは客席で不敵な笑みを浮かべ、ベイラー&プリーストはジャッジメント・デーの面々と花道でベルトを誇示。まさにジャッジメント・デーが闇落ち軍としてジェイ&コーディを王座から引きずり下ろす結果となった。
そのほか「RAW」で選手の乱入&ノーコンテスト裁定が続いている女子戦線では、11月4日(日本時間5日)のPLE大会「CROWN JEWEL」でWWE女子世界王者リア・リプリー、ナイア・ジャックス、ラケル・ロドリゲス、シェイナ・ベイズラー、ゾーイ・スタークによる5WAYでのタイトルマッチが決定。その「CROWN JEWEL」で王者ロリンズとのWWE世界ヘビー級戦を控えるドリュー・マッキンタイアは次回「RAW」でサミ・ゼインとの一騎打ちが組まれた。(ABEMA/WWE『RAW』)