菅野美穂が黒柳徹子と対談し、約10年前に亡くした父とのエピソードを告白。父を亡くす間際には家族全員が24時間つきっきりで介護していたと明かした。元気で豪快だった父が日に日に弱る姿を見て、菅野は「人生と言うのは喜怒哀楽含め、こういうこともあるんだっていうのを残して逝ってくれたかな、と思います」と振り返った。
10月18日(水)、黒柳徹子の『徹子の部屋』(テレビ朝日系列)が放送。女優・菅野美穂がゲスト出演した。
10年前に父を亡くした菅野。菅野は「父は長く闘病して入院と退院を繰り返して、最終的には寝たきりのような。病院の先生やヘルパーさん、ソーシャルワーカーさんのお世話になっていました」と振り返った。
父が亡くなる前、1週間だけ外部の手を借りず家族で24時間つきっきりになった時期があるそう。「父は埼玉の病院にお世話になっていたので、弟と車で通ったり電車で通ったり。弟は車を運転してくれて介護もするし寝られないです」と家族総動員で介護に取り組んだ壮絶な時期を振り返った。菅野は「元気で好きなことをずっとしている父だった。朝とんかつ、お昼ラーメン、夜お寿司、みたいな(笑)。好きなものだけでお腹いっぱいになっていたい人だったので」と父が元気だった頃を比較し、余計に気が滅入ってしまったそう。
だからこそ、人生について深く考えるきっかけになったという菅野。「そんな父が横たわっている姿を家族で囲むと言うのはなんというか、人生というのは喜怒哀楽含め、こういうこともあるんだっていうのを残して逝ってくれたかな、と思います」と振り返った。