【プレミアリーグ】マンチェスター・シティ2-1ブライトン(日本時間10月21日/エティハド・スタジアム)
緩急自在のドリブルはまさに「メッシ級」だ。今夏、マンチェスター・シティに加わったベルギー代表の新戦力ジェレミ・ドクは、立ち上がりからエンジン全開で、三笘薫が所属するブライトンを翻弄した。ボックス内に切り込んだそのテクニックと先制点のアシストには、ファンも「格が違う」「ドクの独壇場」と大盛り上がりだ。
立ち上がり7分のことだった。左ウイングで先発したドクが左サイドでボールを受けると、対峙したブライトンのドイツ代表パスカル・グロスに向かってボールをさらしながら前進していく。そして、ボックス角付近を過ぎたところから一気に急加速したかと思えば、5メートルほど進んで速度を緩める。そのスピードに合わせてグロスが緩んだ瞬間、再び加速してボックスのもっとも奥の位置である"ポケット"へと切り込んでいった。
まるで三笘薫のようであり、あるいは、世界最高の選手メッシのようでもあるそのプレーから、マイナスのボールでラストパス。フリーで待ち構えたアルバレスが冷静に決め、ドクは先制弾を完璧にアシストしてみせた。
このプレーにはABEMAで解説を務めた鄭大世氏も「体のフェイントがうまかったですね。1回、後ろに下げると見せかけて、一瞬のキュッという動きで完全に逆を取って、ポケットに侵入しちゃいましたね」とドクを絶賛した。
ファンも「ドクやば」「緩急メッシやん」「あかんドクがえぐい」「格が違う」「これブライトンがやりたいやつ」「マイナスも三笘っぽい」「ドクの独壇場」と興奮しきりだった。
ドクは今季、フランスのリーグ・アン、スタッド・レンヌから加入したドリブルスターだ。驚異的なスピードとテクニックに大きな注目が集まりステップアップを遂げたが、新天地で早速、輝きを放っている。
(ABEMA/プレミアリーグ)