【プレミアリーグ】チェルシー 2-2 アーセナル(日本時間10月22日/スタンフォード・ブリッジ)
チェルシーのFWミハイロ・ムドリクが、プレミアリーグ9節のビッグロンドン・ダービーで本拠地スタンフォード・ブリッジでの初得点を記録。狙ったのはシュートなのかクロスなのか、話題になっている。
チェルシーの1点リードで迎えた48分だった。自陣で守備参加してボール奪取に貢献したムドリクは、左サイドを爆走しながらコナー・ギャラガーを追い越してパスをもらう。そのままキープしてペナルティーエリア横まで侵入すると、左足で中央へ折り返す。ループ気味のボールはアーセナルのGKダビド・ラヤの頭上を越えて、ゴールマウスに吸い込まれていった。
一見すると美しいスーパーゴールだが、ゴール前には味方2人が詰めておりそもそも狙ったのはクロスだったように見えなくもない。実際、SNSには「えげつない」、「今のすげーな」など賞賛コメントがあった一方で、「逆足のクロスが思わず入っちゃった」、「クロスが下手すぎて入った」、「狙ってなくても入ればいい」などの声も出ていた。
ただ、本人いわくしっかりシュートを狙ったとのこと。試合後の取材でウクライナ代表FWは、「GKコーチのトニ・ヒメネスに、ラヤはゴールから離れてポジションを取るから、その上を狙っていけと言われていた」と明かしているのだ。
いずれにしても、ムドリクにとっては嬉しい本拠地スタンフォード・ブリッジでの初ゴールだ。2023年1月にシャフタールから移籍金7000万ユーロ(約105億円)の巨額でチェルシーに加入しながら、2022-2023シーズンは公式戦17試合でまさかのノーゴルに終わって批判の的に。迎えた2023-2024シーズンもなかなか結果を出せずにいたが、アウェーだった10月2日のフルアム戦で移籍後初得点を記録し、このアーセナル戦はついにホーム初ゴールも決めた。
チェルシーは2点を先行しながらアーセナルに追いつかれてドローに終わったが、ムドリクにとっては忘れられないゲームとなるだろう。
(ABEMA/プレミアリーグ)