【WWE】SMACKDOWN(10月20日・日本時間21日/サンアントニオ)
“史上最高の男”のピンチに観客席現れた“謎のフード男”。ファンが「誰だ?」「???」とざわつくなか、人気レスラーを救出し、警備員やレフェリーも出動した大混乱のシーンに会場は騒然となった。
WWEのレギュラー放送『SMACKDOWN』最新回に16度の世界王者ジョン・シナが登場。自身の進退についてファンに表明するなか、次々と乱入者が登場し大混乱となった。
大喝采を浴び、ぶち上がり気味のシナだったが一転「今日は辛い現実に直面した」とテンションダダ下がりのマイクで「オレは2002日間、テレビマッチの試合で勝利していない」と半泣きモード。「最後の勝利が2018年…引退についてもいろいろ話していたんだ。いよいよ現実をみないといけない。最後の勝利からものすごい時間が経った」と弱気発言を続けると、観客は「まだまだやれるよ!」の大コール。
この後押しに気を取り直したシナが「自分を信じる」「まだまだやれる、やり切れる信じてる」と現役続行宣言。さらに「誰だろうが、ぶちのめす!」と誰の挑戦でも受ける意思を表明したがが、案の定抗争中の“ザ・ブラッドライン”ソロ・シコアが登場。
睨みあいからファーストコンタクトで一戦交えると、さらに同ユニットでシコアの兄、ジミー・ウーソも乱入。2対1になりスーパーキックを浴びせるとシナをボコボコに…。“ヒーローの公開処刑”という嬉しくないシーンかと思いきや、どこからともなく今度は「謎の黒ずくめのフード男」が登場し、ジミーをリングから引きずり下ろし襲撃。
実況も「何だ何だ?」と状況を掴めず、ファンが「誰だ?」「???」とざわつく暇もなくフードを剥がすと、そこには“ザ・ブラッドライン”を裏切ったジミーの弟で『RAW』に移籍したばかりのジェイ・ウーソの姿が…。
ジェイは、ジミーにエルボーをかまし、警備員の制止を振り切りながら、ジミーをスーパーキックで場外へぶっ飛ばす鮮やかな救出劇を演出した。ファンも思わぬ助っ人の登場に「ジェイだ!」「ジェイきたー」と一瞬盛り上がった。ジェイが家族抗争を匂わせる乱入劇を演じ、シナのパートナー候補に名乗りを挙げた。
一方いいところで水を刺されたリング上のシナは、シコアを担ぎ上げ怒りのAAを炸裂させ撃墜。最後は大観衆の声援に応え美味しいところを全てかっさらっていった。
(ABEMA/WWE『SMACKDOWN』)