【ブンデスリーガ】ウニオン・ベルリ0-3シュトゥットガルト(日本時間10月21日/アン・デア・アルテン・フェルステライ)
日本代表DF伊藤洋輝の同僚が超人的なスピードでディフェンダーを置き去りにする超速ゴールを叩き込んだ。圧倒的なスピードでぶっちぎるシーンに視聴者たちも大興奮となった。
注目のシーンはシュトゥットガルトが1点リードして迎えた81分だ。最終ラインの競り合いのなかで溢れたボールに反応したのが、シュトゥットガルトが誇る快速ストライカーのカトンパ・ムヴンパだった。
寄せてくるディフェンダーを嘲笑うかのように、大きく蹴り出して加速。追いかけるディフェンダーも諦めてしまうほどのスピードでGKとの1対1を迎えると、相手のタイミングをうまくずらしキックフェイントから右足を振り抜きゴールに捩じ込んだ。
ボールを奪ってからわずか5秒の出来事に、敵地に駆けつけたサポーターも大興奮。セレブレーションをするカトンパ・ムヴンパに大声援と拍手を送った。
解説の柱谷幸一氏は「スピードありますからね。ここのフェイントも効いてますね」とコメント。圧倒的なスピードだけでなくシュート技術の高さを称えた。
ABEMAのコメント欄も「速いしうまいしたまらんな」「足長いってw」「フェイントがうますぎる」「かわしたがうまいな」などゴールを賞賛している。
実はこのカトンパ・ムヴンパは、過去に偽名と年齢詐称でサッカー界を震撼させた過去がある。以前はサイラス・ワマンギトゥカの名前でプレーしていたが、2021年6月8日にシュトゥットガルトが「カトンパ・ムヴンパ」が本名だったとの声明を発表した。
さらに年齢も公表より1歳年上でだったことが判明。その後の調べで、アンデルレヒトのトライアルを受けた際に、元代理人によって個人情報を偽装していたことが明らかとなった。この結果、2021-2022シーズンは開幕から3カ月間の出場停止処分と罰金が課されていた。
結局そのシーズンはリーグ戦9試合の出場にとどまったが、2022-2023シーズンは30試合5ゴールをマーク。今季は8試合で3ゴールを奪うなど、2位につけるシュトゥットガルトの攻撃を牽引する活躍を見せている。
(ABEMA/ブンデスリーガ)