アニメ『葬送のフリーレン』リーニエとは？声優は石見舞菜香さん

　2023年9月から放送中のTVアニメ『葬送のフリーレン（そうそうのフリーレン）』。魔族やエルフといった人間以外の種族が存在する世界が舞台のファンタジー作品です。主人公のフリーレンが死んでしまったかつての仲間と話をするために、死者と対話ができるとされている「魂の眠る地（オレオール）」を目指すストーリーが展開します。

▶リーニエの全開アクションが迫力満点！ 9話
▶ドラートの死に「バカだね」 8話

　アニメーション制作は『宇宙よりも遠い場所』や『オーバーロード』シリーズを手がけたマッドハウスです。監督は『ぼっち・ざ・ろっく！』の斎藤圭一郎（さいとう けいいちろう）さんが務めています。

　この記事では『葬送のフリーレン』に登場する魔族のリーニエをピックアップして、プロフィールや声優情報についてまとめました。

アニメ『葬送のフリーレン』のあらすじと作品概要

　勇者一行は10年に及ぶ冒険の末に魔王を打ち倒し、世界を平和にしました。勇者一行の魔法使い・フリーレンはエルフのため人間よりも遥かに長寿です。魔王を倒してから50年後に勇者一行が再び集まると、50年前と変わらないフリーレンに対して勇者ヒンメルは老いていました。やがて勇者ヒンメルは亡くなってしまい、フリーレンは死んだヒンメルと話をするため、死者と対話できると言われている場所「魂の眠る地（オレオール）」を目指します。

　魔王が討伐された後の世界を描いたファンタジー作品で、原作は「週刊少年サンデー」で連載している同名漫画。アニメの初回は日本テレビ系の「金曜ロードショー」で2時間スペシャルで放送され、SNSでトレンド1位を獲得するなど話題を集めました。

アニメ『葬送のフリーレン』リーニエとは？基本情報・プロフィール

　アニメ『葬送のフリーレン』に登場するリーニエは、少女のような風貌の魔族で、魔王直下の大魔族・断頭台のアウラの配下です。初登場はアニメ第7話。原作漫画ではコミックス2巻収録の第14話で初登場しました。

　アウラの配下のリーニエ、リュグナー、ドラートの3人の魔族は「首切り役人」と呼ばれています。勇者ヒンメルの死から28年後、首切り役人の3人は長期にわたってアウラ軍と戦っていたグラナト伯爵領に和睦の使者として出向きますが、実際には街の防護結界を解除することが目的でした。

　リーニエの年齢は作中で明かされていませんが、80年前に勇者一行を見たことがあると話しているため、幼い容姿ですが80歳以上のようです。

　リーニエは魔力探知が得意で、離れた場所でドラートが倒されたことにも気がついています。リーニエの魔力探知はリュグナーからもお墨付きですが、フェルンはリーニエの魔力探知を掻い潜って不意打ちすることに成功しました。

　また、リーニエは他人の魔力を読み取ることで動きを模倣することもできます。80年前に戦士アイゼンの動きを記憶したため、アイゼンと同じ技を使用します。 

リーニエ役を演じる石見舞菜香さんとは？

　アニメ『葬送のフリーレン』でリーニエの声を演じているのは、石見舞菜香（いわみ まなか）さん。その年度で最も活躍した声優を称える「第13回声優アワード（2018年度）」では、新人女優賞を受賞しています。2023年に大ヒットしたテレビアニメ『【推しの子】』では黒川あかね役を演じました。

　小学校6年生までは活発な子供だったらしく、同級生だけでなく学年を超えて年齢の違う生徒と遊んだり、小学校は漫画の持ち込みが禁止だったため、自由帳に好きな漫画を1話分まるまる模写して学校で読んでいたそうです。

　声優を目指すきっかけになった作品は『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。（あの花）』で、ヒロインのめんま役を演じた声優・茅野愛衣（かやの あい）さんの演技に引き込まれて、自分も人の心を動かせる仕事がしたいと思ったからとのこと。

　石見さんは自身が演じるリーニエについて「着ている服もとても可愛らしく、淡々と話すキャラクターではありますが、底の知れない魔族であることを感じていただけるように意識しながら演じさせて頂きました」とコメントしました。

　これまでに石見さんが演じてきたキャラクターとしては、『さよならの朝に約束の花をかざろう』のマキア役、『ウマ娘 プリティーダービー』のライスシャワー役、『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』の椎名真昼役などがあります。

リーニエが使う魔法は？

　リーニエが使用する魔法は「模倣する魔法（エアファーゼン）」です。リーニエは他人の魔力を読み取ることが得意で、人が動いている時の体内の魔力の流れを記憶して動きを模倣できます。リーニエは約80年前に勇者一行の戦士でシュタルクの師匠であるアイゼンの動きを記憶していたため、アイゼンと同じ技が扱えます。

　戦闘ではアイゼンと同じく斧を使用するほか、剣や槍など、他に記憶している戦士たちの武器も使用していました。いずれも持ち歩いている様子はないため、その都度魔法で武器を生成しているようです。

　模倣する魔法で動きをマネできますが、アイゼンの技を使ってもシュタルクに「全然重たくねぇや」と言われていて、同じ動きでも攻撃力はマネできないようです。

　リーニエは首切り役人の筆頭格のリュグナーのことは「リュグナー様」と敬称をつけて呼んでいますが、ドラートのことは呼び捨てのため、リーニエはドラートと同格かドラート以上の強さなのではないでしょうか。

アニメ『葬送のフリーレン』リーニエは最後どうなった？死亡シーンは何話？

　リーニエはシュタルクと戦いました。模倣する魔法でアイゼンの技を使用してリーニエが有利な展開でしたが、シュタルクはアイゼンから教わった「戦士ってのは最後まで立っていた奴が勝つんだ」という理論を思い出します。

　リーニエは、防御を捨てて相打ち覚悟で向かってきたシュタルクを攻撃しましたが、シュタルクには攻撃が効かず、シュタルクの必殺技「閃天撃（せんてんげき）」を受けて死亡しました。

　リーニエの死亡シーンはアニメ第9話、原作コミックスでは3巻収録の第20話です。

アニメと原作での最後の違いは？

　リーニエの最期が、閃天撃を受けた点はアニメ・原作漫画とも同一ですが、よく見るとアニメでは体の左側、原作では右側と、攻撃を受けた場所が異なっています。

　アニメで改変されている理由は不明ですが、原作ではシュタルクの左脇腹への一撃を止められた直後に斬られており、リーニエの体勢は右半身を前に出した状態でした。いっぽうでアニメでは攻撃を止められた直後、リーニエはステップバックして次撃を繰り出そうとしており、左半身が前の体勢で閃天撃を食らっています。そのため、どちらも「シュタルクに近いほうの半身」が斬られているという点は共通します。

　また斬られた後、残ったほうの右手を月に向かって差し出すカットも、アニオリでの演出となっています。

アニメ『葬送のフリーレン』リーニエのまとめ

　『葬送のフリーレン』に登場する魔族のリーニエは、断頭台のアウラの配下です。少女のような風貌をしていますが、80年前に勇者一行を見たことがあると言っているため年齢は80歳以上のようです。アウラの配下のリーニエ、リュグナー、ドラートの3人の魔族は「首切り役人」と呼ばれています。

　アニメでリーニエの声を演じているのは、石見舞菜香さん。石見さんがこれまでに演じてきたキャラクターとしては、『【推しの子】』の黒川あかね役、『さよならの朝に約束の花をかざろう』のマキア役などがあります。

（C）山田鐘人・アベツカサ／小学館／「葬送のフリーレン」製作委員会

アニメ『葬送のフリーレン』放送回一覧（動画リンクつき）

話数	サブタイトル（タップで動画へ）	見どころ
1	冒険の終わり	フリーレンの涙
2	別に魔法じゃなくたって…	約束の花
3	人を殺す魔法	スカート捲ったクソガキ
4	魂の眠る地	かけがえのない「たった10年」
5	死者の幻影	「撃て」
6	村の英雄	ド迫力のシュタルクvs竜！
7	おとぎ話のようなもの	ヒンメルが銅像を残す理由
8	葬送のフリーレン	「葬送のフリーレン」の由来
9	断頭台のアウラ	「ヒンメルはもういないじゃない」
10	強い魔法使い	「自害しろ」のリップシンク
11	北側諸国の冬	漫画作者描き下ろしの女神
12	本物の勇者	シュタルクの兄との思い出
13	同族嫌悪	魅惑（？）の投げキッス
14	若者の特権	むねキュン過ぎる指輪渡し
15	厄介事の匂い	長尺で描かれたダンス
16	長寿友達	最愛の人を喪った長寿種
17	じゃあ元気で	「もう付き合っちゃえよ!!!」
18	一級魔法使い選抜試験	空が半分しか見えない大きさ
19	入念な計画	奇襲を完璧に防ぐフェルン
20	必要な殺し	必要なおんぶ
21	魔法の世界	「殴り合いじゃぁぁぁぁッ!!!!」
22	次からは敵同士	めんどさ全開なフェルン
23	迷宮攻略	また箱から尻出してる
24	完璧な複製体	やきもちフェルンのハグ
25	致命的な隙	モジモジフリーレン
26	魔法の高み	金のミミックからも尻出し
27	人間の時代	少年ヒンメルの出会い
28	また会ったときに恥ずかしいからね	孫弟子と同じ嫌顔

 ・無料でみられる「葬送のフリーレン」エピソード・見逃し配信一覧

■『葬送のフリーレン』まとめ・最新情報一覧

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「葬送のフリーレン」原作漫画

・アニメ「葬送のフリーレン」公式サイト