【プレミアリーグ】ブライトン1-1フラム(日本時間10月29日/アメックス・スタジアム)
日本時間29日、イングリッシュ・プレミアリーグ第10節、ブライトンvsフラムがアメックス・スタジアムで行われブライトンが1-1で引き分けた。三笘薫はリーグ戦で4試合連続フル出場したものの、勝利に貢献できなかった。
この試合を前に暫定7位のブライトンが、ホームに同14位のフラムを迎えた。ブライトンにとっては、27日のヨーロッパリーグ(EL)第3節のアヤックス戦(オランダ)から中2日と過酷な日程だったが、同試合でEL初勝利を飾った勢いそのままに、このゲームも序盤から主導権を握った。
左サイドバックを任されてきたエストゥピニャン、ランプティが故障離脱し、前節マンチェスター・シティ戦は急遽ソリー・マーチを同ポジションに据えた。しかし、そのマーチも負傷したことでシステムを変更。いつもの4バックから3バックにして、中央のレーンを軸に戦いを進めた。
立ち上がりからポゼッションを高めるブライトンは、26分、均衡を破る。中央のパス交換からグロスがボックス手前のファーガソンへと右斜め前のパスを送ると、これを受け取った19歳のアイルランド代表は完璧なタッチからゴール左隅へとシュートを突き刺し、ブライトンに先制点をもたらした。
その後もリズム良く攻撃を展開したブライトンが、ポゼッション率72%と試合を支配して折り返した。
後半もペースをつかんだのはブライトンだが、対するフラムも58分に3人の選手を交代して打開を図る。一方、ブライトンも好調ララーナを下げ、アンス・ファティをピッチに入れて追加点を狙いにいった。
しかし、試合は思わぬ展開となる。65分、ブライトンがGKから組み立てようと中央にパスを出すと、フラムがハイプレスからボールを奪取し、パリーニャの元へ。これを、ポルトガル代表MFが右足を振り抜きゴール右上隅へと突き刺した。これで試合を振り出しに戻すと、アウェイのフラムが勢いづきはじめていった。
この日は、試合前から雨が降りしきり終盤まで豪雨のゲームとなるなか、両者とも交代カードを使い切る総力戦に。ブライトンも中2日の試合で疲れが見え、最後まで決定打なく試合は1-1でタイムアップとなった。
三笘薫はリーグ戦4試合連続フル出場を果たし、何度も左サイドでチャンスを演出。しかし、終盤には疲れも色濃く見え始め、チームの勝利に貢献することはできなかった。
(ABEMA/プレミアリーグ)