日本将棋連盟の羽生善治会長(53)が10月28日に放送されたABEMAの『NewsBAR橋下』に出演。かじ取り役と現役プレーヤーを兼任している羽生会長が、21歳の「八冠王」藤井聡太竜王・名人(王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖、21)の“攻略法”について語った。
羽生会長は2023年6月に日本将棋連盟のトップに就任。2024年に100周年を迎える将棋連盟の新会館建設、各棋戦運営、さらには将棋界を代表する顔として様々な公式行事を日夜分単位でこなしている。
プレーヤーとしては、今年1~3月に行われた第72期王将戦七番勝負で藤井王将に挑戦するなど現役のトップランナーとして活躍。藤井竜王・名人とのタイトル戦での再戦を目指しており、「藤井さんの場合はすべての将棋が中継されているので必然的に見ることになります。それによって、今興味を持っていることとかテーマなどを思ったりしています」と語るなど、若き“八冠王”を破り自身が目指すタイトル100期の大台へ、さらには独走状態を止めるべく研究にも励む日々だ。
タイトル100期は自身にとっても将棋ファンにとっても悲願でもあるが、連盟会長に就任したことで「将棋を知らない業界の方からは『棋士やめたんですか?』みたいなことを言われてしまいました(笑)」とまさかの誤解を生んでいたこともあったようだ。
プレイングマネージャーとして走り出した羽生会長の苦労は計り知れないものがあるが、「将棋界の伝統。研究時間は減ってしまいますが、先輩たちもそうやって将棋界を残してきた」とその表情は活力に満ちている。それでも視聴者からは「選手会長じゃなくて団体代表ってのが面白いねえ」「笑い飛ばす羽生さん好き」「へーそうなんだ」「元々、家元制の世界だからね」「まあ現役で会長とか普通おもわないもん」と驚きの声が続々と寄せられていた。
(『NewsBAR橋下』より)