日本将棋連盟の羽生善治会長(53)が28日に放送されたABEMAの『NewsBAR橋下』に出演。緊迫感漂うタイトル戦において、着用する和服の“色被り”が起こらないようの舞台裏での配慮を行っていたことを告白した。
羽生会長は、2023年6月に日本将棋連盟会長に就任。さらに現役のトッププレーヤーとして、“二刀流”の激務をこなす日々を送っている。これまでに獲得してきたタイトルは歴代最多の通算99期。今年の1~3月に行われた第72期ALSOK杯王将戦七番勝負で、藤井聡太王将(竜王、名人、王位、叡王、王座、棋王、棋聖、21)に挑戦し前人未踏の100期獲得を目指したが、2勝4敗の大激闘の末に敗れた。
番組では、『将棋界のぶっちゃけ話』に発展。タイトル戦では“勝負服”として和服を着用する棋士が多いが、羽生会長にとっても晴れ舞台の戦闘服となっている。番組進行を務めるサバンナの高橋茂雄は、お笑い界きっての将棋ファンとしての顔も持つが「羽生先生も藤井竜王・名人もそうですが、年間を通じてタイトル戦を戦うにあたって一体何着くらい和服を持っているんですか?」との質問が飛び出した。
羽生会長は「和服の難しいところは、対戦相手と(着物の)色が被らないようにしないといけないところなんですよ」と回答。「でも、相談するわけにいかないじゃないですか。次何色にしますか?って(笑)。だから、次は茶色系かな?次はこうかなって予想しないといけないんですよ」と“次の一手”ならぬ“次の一着”を予想していたことを明かした。
このまさかの告白にメインパーソナリティーの橋下徹氏、高橋は「そんな予想までしていたんですか!」「戦術だけじゃなくて敵の和服の色まで!」と大爆笑。視聴者からも「それも読むんかww」「そこから読み合いがw」「たまに似てるときあるよね」「和服の戦型選択ww」「こんなとこまで心配事あるの大変やのうw」「色で悩みたくねーww」などの声が殺到するなど、大盛り上がりしていた。
その甲斐あってか、羽生会長は「ほとんど被ったことはないと思います」とニンマリ。高橋は「棋士の方はそういう苦労もあるんですね」と興味は尽きない様子だった。
(『NewsBAR橋下』より)