【WWE】RAW(10月30日・日本時間31日/グリーンビル)
10月31日(火・日本時間)WWE「RAW」グリーンビル大会が行われた。
前々回「RAW」ではリコシェとフォール・カウント・エニウェア・マッチで対戦し、場外でのキンシャサでリコシェを撃破した中邑真輔。前回大会ではVTRで「自分の中にあるまだ見ぬ自分を奮い立たせてくれる相手。悪い夢の中に閉じ込められたこの感情を解放してくれる相手。俺を自由にしてくれる、それに相応しい人間は誰かな…」と新たな生贄を探していた。
今大会にも中邑はVTRで登場し「俺はまだ次の生贄を探している」と切り出し「お前はどこだ? どこにいる? 俺がお前を選ぶのか? お前が俺を選んでくれるのか? どうぞ一歩踏み出して、俺を悪い夢から救ってくれ。眠れる獅子を起こしてくれ。それが強くて勇敢なヒーローがやることだ。俺は待ってる…」と不気味な笑いを浮かべていた。
この中邑の呼びかけに応えたのがなんと戸澤陽だ。陽気なピンク軍団=アルファアカデミーに加入したばかりの戸澤だが、自ら中邑との一戦に名乗りを挙げる。アルファアカデミー、そしてニューデイの面々は戸澤に思いとどまるように説得するが、戸澤は聞く耳を持たず。次回「RAW」で中邑と戸澤の日本人対決が決定した。
「FASTLANE」でのセス・ロリンズ戦(ラストマン・スタンディング・マッチ)、そして「RAW」でのリコシェ戦(フォール・カウント・エニウェア・マッチ)と、中邑は場外&凶器攻撃を繰り返して狂暴化に拍車がかかっている。戸澤にとって今の中邑は危険極まりない相手。果たして戸澤は文字通り中邑の生贄になってしまうのか?
来週11月4日(日本時間5日)に迫ったプレミアム・ライブイベント(PLE)大会「CROWN JEWEL」で対戦するコーディ・ローデスとダミアン・プリーストが激しいつばぜり合いを繰り広げた。
前回大会で両者の一戦が決まると、プリーストとJDマクドナーがコーディを襲撃して左足をイスで殴打。ジェイ・ウーソVSプリーストの試合後にはコーディがプリーストに襲い掛かり、プリーストの右足にクローズラインを叩き込んで報復した。
今大会のメインイベント=プリーストVSサミー・ゼインでは、プリーストと同じ“闇落ち軍”ジャッジメントデーの面々、ゼインを救出に入ったジェイとコーディが入り乱れる大乱戦に発展。最後はコーディがプリーストの目の前でマクドナーを場外テーブルにクロスローズ2連発で叩きつけて、リングを占拠した。
興奮収まらないコーディはマイクを握り、花道を下がるプリーストに向けて「お前らは俺の左膝を壊そうとしたが失敗した。そして俺はそこから立ち上がった。逆境から立ち上がる。それが俺の生き様だ。ダミアン、お前はフィン・ベイラー、リア・リプリー、ドミニク・ミステリオの金魚の糞だ。『CROWN JEWEL』の主役は俺だ。お雨は通過点だ!」と絶叫した。
この日の“前哨戦”ではコーディが先勝。果たして「CROWN JEWEL」での一騎打ちはどんな結末を迎えるか?