【WWE】RAW（10月30日・日本時間31日／グリーンビル）
中国武術の達人である女子選手が、回し蹴り一発で衝撃KO。女子の試合では珍しい劇的な幕切れに「事故？」「失神した」など騒然となった一方、レフェリー懸命のストップに称賛の声が集まった。
10月30日（日本時間31日）に行われたWWE『RAW』。キャンディス・レラエとザイア・リーの遺恨マッチがそれは起こった。先週のバックステージ襲撃事件に続き、キャンディスがザイアの打撃で失神KOされて返り討ちに。格闘技さながらのレフェリーストップとなる異例の結末となってしまった。
背中に羽根が生えた”紫の妖精”との異名を持つキャンディスが『RAW』初登場。対戦相手は中国武術の使い手ザイアだ。先週のバックステージでキャンディスを突如襲撃した遺恨マッチの様相を呈した試合。
ゴングとともにキャンディスが掌底をボッコボコに打ち込みこれまでの怒りを爆発。背中にセントーンを放つなど猛ラッシュを見せる。一方のザイアは、リングエプロンで相手の頭を覆う目隠しからのヒザ攻撃など、ラフファイトで試合の流れを変える。
両者リングに戻って試合再開すると、コーナーにいるキャンディスと走り込んできたザイアの蹴りがクロスカウンター気味に交錯。さらにザイアがジャンピングニーから回し蹴りのコンボをまとめると、これがキャンディスのテンプルを直撃。キャンディスは後ろから崩れ落ちて失神気味にダウンを喫した。
さらに、追撃を試みるザイアがキャンディスのもとへ歩み寄り、髪の毛を掴んで立ち上がらせようとするも、女性レフェリーが慌てた様子で「ちょっと待って」とザイアを静止。解説のフナキも「打ちどころが悪かったんですかね」と心配そう。
「事故？」「失神した」とファン騒然のなか、キャンディスの足元はフラフラ…その様子を見たレフェリーがゴングを要求した。その後ドクターがリングに駆け上がりキャンディスに「意識は？どこにいるかわかる？」と確認する場面も。実況も「これはレフェリーいい判断ですね」と女子プロレスでは異例の"即ストップ"の判断を下したレフェリーを評価していた。（ABEMA／WWE『RAW』）
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