日向坂46の齊藤京子が、不貞の進化系「パラサイト不倫」に身を投じるテレビ朝日系連続ドラマ『泥濘の食卓』(土曜11:30)。深愛(齊藤)がジワリジワリと不倫相手・那須川店長(吉沢悠)の家族に浸食を進める中、那須川店長の息子・ハルキ(櫻井海音)はもう一人の恋愛モンスターに苦しめられていた。幼馴染の尾崎ちふゆ(原菜乃華)だ。第3話で明かされるちふゆの偏執歴に視聴者も騒然とした。
【映像】チョコの中に髪の毛、レイプ魔とデマを流し…幼馴染に粘着する不気味な女子
原作は、2016年に『悪い夢だといいのにな』で第75回ちばてつや賞大賞に輝いた新進気鋭の漫画家・伊奈子による同名コミック。「パラサイト不倫」といういまだかつてないジャンルを誕生させた衝撃作だ。アルバイト先のスーパーの店長と不倫している深愛が、店長家族の中に入り込み、妻や息子の心にパラサイト。店長一家を泥濘へと引きずり込んでいく。
自らの独占欲から、幼馴染のハルキに対してレイプ魔というデマを流し、学校で孤立させるという異常行動を起こしているちふゆ。その常軌を逸した思考回路は中学時代から発揮されていた。
ことの発端は、中学時代のハルキがちふゆの告白を断ったことに由来する。ハルキは幼馴染のちふゆを家族のような存在だと認識していたため、告白されたことで気持ち悪く感じてしまったのだ。
その夜、ちふゆはシャインマスカット持参でハルキの家を訪問。「まずい言い方をしたかな…」と心配していたハルキに、ちふゆは「今日はごめんね!明日から今まで通り普通に仲良くしてくれない?」と明るく提案。ホッと一安心したハルキだったが、翌日のバレンタインデーにちふゆから手作りチョコレートをもらう。一瞬違和感を覚えるも、「義理だよ!義理!クラス全員に作ったの」と言われて、気にしすぎかと自宅でそのチョコレートを口にする。
最初は美味しかった。しかし口の中に妙な食感を覚えて吐き出してみると、意図的に入れたとしか思えない大量の髪の毛が混入していた。それ以降、ちふゆは手作りケーキ、手作りクッキーと意味もなくハルキにプレゼントするようになる。ハルキは警戒心を強めるが、ちふゆはハルキと同じ高校を受験して見事合格。その独占欲を強めていくのだった。
そして現在。ハルキに好きな人がいることを知ったちふゆは、より一層の執着心を表面化させる。果たしてハルキが思いを寄せる深愛VSちふゆの直接対決はあるのか?今後の動向に期待したい。