【プレミアリーグ】ニューカッスル1-0アーセナル(日本時間11月5日/セント・ジェームズ・パーク)
【映像】ゴールライン、競り合い、オフサイド…物議を醸すVAR判定
物議を醸す得点となった。ニューカッスルFWゴードンがゴールネットを揺らした場面で、ゴールラインをボールが割っていたかどうかの「三笘の1mm」「相手を押してファウル」「オフサイド」の3つがVARで確認された。判定としてはかなり際どいものだったが、結果的に覆ることなく、ホームチームが先制に成功した。
スコアレスで迎えた64分、ニューカッスル自陣からのロングフィードに対してアーセナル守備陣がクリアできなかった。
その隙を突いたホームチームは、ジェイコブ・マーフィーが右サイドからボックス内にクロスを供給。これは味方選手に合わなかったが、逆サイドに流れたボールをジョー・ウィロックが何とか回収して内巻のクロスを入れると、飛び出したアーセナルGKダビド・ラジャはこれを触れず、ファーサイドにいたジョエリントンが折り返して最後はアンソニー・ゴードンが押し込んだ。
ニューカッスルが先制に成功したかと思われたが、いくつかの箇所での判定に対してVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入した。マーフィーのクロスが逆サイドに流れてウィロックがボールを回収した時点でボールは「ゴールラインを割っていた」のか。クロスに反応したジョエリントンがガブリエウ・マガリャンイスを「ファウルで押していた」のか。そこからの「折り返しがオフサイドだった」のか。この3つの際どいプレーについてチェックが行われた。
どちらとも捉えられるかなり際どい判定だったが、最終的にVARがゴールを認め、ニューカッスルが1歩前に出ることに成功した。
これにはABEMAで実況を務めた野村明弘氏も「3つ見ましたけど、全部クリア。ボールは残ってました、ファウルはありませんでした、オフサイドもありませんでした。どれか一つ、引っかかりそうですけどね」と、驚いた様子だった。
視聴者の中でも「全部クリア?」「全部アウト?」「どっち?」「判定むずw」「なっとくいかん」と物議を醸す結果となった。
特に意見が割れたのが、ジョエリントンがガブリエウ・マガリャンイスを押していたかどうかだ。確かに背後から押してはいたが、判定を覆すには説得力に欠けるプレーだったのかもしれない。試合はVARと主審の判定通り進み、アーセナルが今季のリーグ戦で初黒星を喫する結果となった。
英『SkySports』によると試合後、アルテタ監督は「ジャッジのせいで負けた。恥ずべきことだ」とコメント、判定は「受け入れられない」と怒りを露わにした。
(ABEMA/プレミアリーグ)