【プレミアリーグ】ニューカッスル1-0アーセナル(日本時間11月5日/セント・ジェームズ・パーク)
「明らかな判定で負けた。恥ずかしいことだ」。物議を醸す判定による敗戦にアーセナルのアルテタ監督の怒りは収まらず、怒りの矛先は審判団へ。しかし"世紀の大誤審"と言われたリヴァプール戦での発言を掘り返され、現地ファンからブーイングを浴びるなど、まさに踏んだり蹴ったりとなっている。
問題のシーンは64分。左サイドのゴールライン際でウィロックがボールを回収してクロスを入れると、ジョエリントンがガブリエウとの競り合いを制し、そのこぼれ球をゴードンが押し込んだ。
問題となっているのは3つの局面。1つは、ウィロックがボールを回収した位置はすでにゴールラインを割っているように見えた。実際にVARの映像を確認するとかなり微妙なように見えたが、審判団は割っていないと判断した。
2つ目はジョエリントンとガブリエウの競り合いのシーン。ジョエリントンが後ろから押したことでガブリエウがバランスを崩して転倒したように見えるが、審判団はここでもノーファウルの判定とした。
最後の3つ目は、こぼれ球に詰めたゴードンの位置。オフサイドをチェックしたが、ここも問題ないとの判定で、3つの局面全てがクリアとなりゴールが認められた。
この判定にアルテタ監督が激怒。試合後の会見では「選手たちのパフォーマンスとプレーを称えたい。負けるに値しなかった。明らかな判定で負けたのだから、恥ずべきことだ」とコメントするなど、判定への不満を爆発させた。
さらに「私はこの国に20年以上いるが、世界最高のリーグと言えるレベルには達していない。こんなことに巻き込まれて、気分が悪い」と怒りは収まらなかった。
今回のレフェリングに怒りを露わにしたアルテタ監督だが、この結果、先日のある発言が注目を集めることとなった。後にプロ審判協会(PGMOL)が誤審だったと認めたトッテナムvsリヴァプールでアルテタ監督は「彼らは最善の決定を下そうとしています。私たちは間違いが起こることを理解する必要があります」と、審判にも間違いはあるとの立場に立っていた。
そのため今回のアルテタ監督の発言を受けて、SNSでは「全ては回り回ってくる」「たった1ヶ月前のことなんだけどな」「みんなあの発言は忘れてないぞ」など現地ファンのコメントが溢れている。
(ABEMA/プレミアリーグ)