【WWE】Crown Jewel(11月4日・日本時間5日/サウジアラビア)
飛び技を失敗して勢い余った相手に助走なしで放った必殺技が炸裂し、新チャンピオン誕生!…と思いきや。会場のキッズが見せた“絶望リアクション”が、渾身のキックアウトの凄さを物語った。
ドリュー・マッキンタイアがセス・ロリンズのWWE世界ヘビー級王座に挑んだタイトルマッチでのワンシーン。余りにもクリティカルな一撃に、誰もが「決まった」と思った次の瞬間、"まさかのカウント2.99“にファンも驚きの声をあげた。
お馴染みの予告ポーズで必殺のクレイモアを狙うマッキンタイアは、ロリンズにカウンターのスーパーキックからストンプのコンボで逆に追い込まれる。しかし、追撃のトップロープから一回転の大技をギリギリで避けたマッキンタイアは、立ち上がり側に狙い澄ました助走0の必殺技『クレイモアキック』を一閃。
誰が見ても完璧に決まったフィニッシャーだが、これをロリンズが2.99で反射的に肩を上げキックアウト。ファンからは「返せるんか」「返すんかい」「完全終わりパターンだろ」「なぜ返せるんだ?」「即0クレイモアでもダメかぁ」と反応。「終わった」と確信があったマッキンタイアは、3度目の戴冠まで「あまりにも遠い0.1カウント」に茫然自失。同時にゴール前で外したサッカー選手のように“頭を抱えるキッズ”の姿もカメラに抜かれた。
試合は直後にロリンズがペディグリーからストンプの鬼コンボでマッキンタイアからカウント3。辛くも王者が逃げ切った。
(ABEMA/WWE『Crown Jewel』)