【プレミアリーグ】ニューカッスル1-0アーセナル(日本時間11月5日/セント・ジェームズ・パーク)
場内が騒然とするど突き合いに発展した。ニューカッスルのブラジル代表ブルーノ・ギマランイスのプレーに対してアーセナルのイングランド代表デクラン・ライスが激怒し、両者は一触即発の雰囲気に。これにはファンも「めちゃくちゃだわ」と小競り合いを見守った。
問題のシーンは前半終了間際のことだった。スコアレスで迎えた45+4分、右サイドをアーセナルのサカが仕掛けると相手の守備に遭ってラインを割る。その際、ボールはサカに当たっていたとして線審がニューカッスルボールの判定を下すと、サカが「いやいやマイボールでしょ」と詰め寄っていく。その間、すぐさまニューカッスルがプレーを再開すると、ボールを受けたブルーノ・ギマランイスに対して、イングランド代表FWエディー・エンケティアが猛プレスで高い位置からのボール奪取を試みたが、これはファウルとなった。
しかし、中継映像は不思議な光景を捉えていた。
ニューカッスルのダン・バーンは自チームのスローインだと思いライン際でボールを受け取るが、その背後では、味方のギマランイスが早いリスタートでFKを始めていた。次の瞬間、映像はギマランイスとライスが互いにど突き合い、やり合う事態に発展していた。
なにが起きたのか。リプレイを見ると、リスタートしたギマランイスが逆サイドへ大きく蹴り込だそうとしたボールが、至近距離にいたドイツ代表カイ・ハヴァーツを直撃していたのだ。ハヴァーツは純粋にコースを塞ぐ守備をしたようだが、遠目からはギマランイスが相手に向かって蹴り込んだように見えなくもない。ライスにとっては、それが報復行為のように感じたのか、過剰なプレーに対してブチギレしたと推測されるシーンだった。
これにはファンも「いや何してるんw」「ガチでおもろい」「動物園かよ」と盛り上がり、その試合で見られた“相手を殴る”シーンなども持ち出して「パンチ&蹴り入れ、めちゃくちゃだわ」と、ある意味で激しい試合を楽しんでいた。
ABEMAの実況・野村明弘氏も「なにかザ・プレミアみたいなゲームになっていますね」と話したように、ピッチはバチバチの雰囲気かつ場内が騒然とする一戦となっていた。
(ABEMA/プレミアリーグ)