奈良県特産の柿を贈呈された岸田文雄総理が毎年恒例の「一句」を披露。これを国際政治学者の舛添要一氏が分析した。
【映像】舛添氏、岸田総理に辛辣な意見
今の時期の風物詩となった奈良県特産の「柿」の贈呈式。岸田総理は、奈良の柿を試食し、「ビタミン、タンニン、栄養豊富だと事前に聞いていますので、予算委員会の後は余計なんか効くような気がします」と笑顔を見せた。
この行事といえば、総理大臣が柿の試食後に一句披露するのが恒例となっている。
「柿食えば 景気良くなる 奈良のまち」(安倍晋三元総理)
「柿食えば ふるさと思う 奈良のまち」(菅義偉前総理)
岸田総理はこれまで2021年と2022年の2回俳句を披露しており、どちらも新型コロナウイルスに関連する内容のものだった。
「柿食えば コロナ打ち勝つ 奈良のまち」
「柿食えば 観光復活 奈良のまち」
今年の一句は
「柿食えば より良い明日へ 奈良のまち」
この句は「日本国民が『明日はきょうより良くなる』と信じられる社会を実現する」と訴えた臨時国会での所信表明演説を引用したものだった。
これに対し、舛添氏は「まあ今自分がやっている政策ですよ『より良い明日へ』とか。だから政策のPRのつもりだと思うが、ほとんど効果ない」と苦笑した。さらに、年々文言が弱くなってきているのではという問いに「支持率下がってきているから、元気がないんだわ」と岸田総理が詠んだ俳句を分析した。
(『ABEMA的ニュースショー』より)