【プレミアリーグ】ブレントフォード3-2ウェストハム(日本時間11月5日/ジーテック・コミュニティ・スタジアム)
あとは押し込むだけだった。フィジカルで圧倒した胸トラップ、ダイアゴナルラン、GKとDFの間を鋭く射抜く高速クロスに対してファーサイドに人が飛び込む。ゴールを確信した次の瞬間、無常にもボールはクロスバーを飛び越え、選手・サポーター誰もが頭を抱えるシーンとなった。
注目のシーンはウェストハムが1点リードして迎えた40分に起きた。自陣左サイドからロングボールで一気に局面を打開すると、前線のクドゥスが相手よりも高く飛び上がって胸でコントロール。その動きに合わせるようにエースのボーウェンが、斜めに走りボールを呼び込んだ。流れるような連係で相手陣内のボックス右まで攻め込むと、ボーウェンはGKとDFの間に低く鋭いパスを通し、そのままファーサイドへ。そこにフリーで走り込んだアントニオが押し込みにかかるも、ベンラーマと動きが重なってしまい、ミートできずにボールはクロスバーを超えた。
実況を務めた原大悟氏は、この流れる展開にゴールを確信したかのように「折り返したー!」とテンションを上げて伝える。しかし、アントニオのシュートが枠を外した瞬間「あら…入らない…」と唖然。さらに「2人とも怒っていましたね」と決定機を決めきれなかったアントニオとベンラーマがお互いに怒っている様子を伝えていた。
解説のベン・メイブリー氏も「クドゥスとボーウェンの連係が非常に良くて、ちょうどいいところにボールを入れたかと思ったら重なってしまいましたね」と落胆。ファンも「あとは決めるだけやったな」「草」「はぁ!?」など驚きを隠せなかったようだ。
(ABEMA/プレミアリーグ)