【プレミアリーグ】トッテナム1-4チェルシー(日本時間11月7日/トッテナム・ホットスパー・スタジアム)
サッカーの英プレミアリーグで今季初の“ロンドン・ダービー”は、複数回のVARチェック、退場者、負傷者の治療、監督へのイエローカードなどでアディショナルタイムは前半だけで超異例の12分に。後半も2人目の退場者を出し、9分間のアディショナルタイムになるなど、大荒れの展開となった。
『聖者の行進』がスタジアムに鳴り響くなか、ロンドンに本拠地を置くトッテナムとチェルシーのダービーマッチはキックオフを迎えた。序盤から激しい攻防が繰り広げられると、33分にハイライトの1つが起こる。チェルシーのカイセドが放ったシュートがVARの結果、オフサイドで取り消しとなったシーンで、トッテナムのロメロがエンソ・フェルナンデスに足裏タックルを見舞っていたことが発覚。こちらもVARチェックの対象となると、最終的には一発レッドカードで退場となった。
その後も両チームともにカードが止まらない。41分には主審の判定に不満を示していたトッテナムのポステコグルー監督にまでイエローカードが提示された。
44分にはさらなる悲劇が。ファン・デ・フェンが右のハムストリングを負傷すると、ピッチに倒れ込んでプレーを続けることができず。さらに前半終了間際には、チェルシーのコルウィル、トッテナムのサールの間で乱闘が勃発。両者にイエローカードが出る事態に。その結果、前半のアディショナルタイムは異例の12分となった。
後半に入っても荒れた試合展開となり、55分にはカウンターを阻止しようとしたウドジェのスライディングが相手の足にヒット。やや不運な形で2度目の警告を受けて退場となった。
その後もチェルシーのゴールシーンでは念入りにVARでオフサイドのチェックが入り、トッテナムもダイアーがゴールネットを揺らすが、オフサイドの判定でノーゴールとなるなど、試合が止まる。さらに試合終盤にはチェルシーの選手たちが立て続けに警告を受け、後半のアディショナルタイムも9分と長くなった。最終的に両チーム合わせて11枚のカードが飛び交い、2人の退場者を出す荒れた一戦となっている。
(ABEMA/プレミアリーグ)