【WWE】RAW(11月6日・日本時間7日/ウィルクスバリ)
11月7日(火・日本時間)WWE「RAW」ウィルクスバリ大会が開催され、中邑真輔と戸澤陽による日本人対決が行われた。
先月の「RAW」オクラホマシティ大会でリコシェをフォール・カウント・エニウェア・マッチで粉砕し、新たな“生贄”を探していた中邑。そこに名乗りを挙げたのは、同じ日本人スーパースターの戸澤だった。
アルファアカデミーのチャド・ゲイブル&オーティスを引き連れてリングに上がった戸澤は、中邑のお株を奪う「カモーン!」ポーズで挑発すると、ローリングソバットから高速ジャーマン、場外に逃げた中邑にトぺ・スイシーダで先制攻撃を仕掛ける。コーナーポストからの攻撃を阻止され、強烈なボディへのヒザ蹴りを喰らっても、中邑を雪崩式のフランケンシュタイナーで投げ捨てた。
続くダイビングセントーンはヒザ蹴りで迎撃された戸澤だが、中邑のキンシャサを飛びつき前方回転エビ固めで丸め込み、フランケンシュタイナーで3カウントを迫る。矢継ぎ早に技を繰り出す戸澤だったが、中邑が強烈なビッグブーツで蹴散らすと、すかさずキンシャサを叩き込んで勝負あり。終わってみれば中邑が格の違いを見せつけて戸澤を一蹴した。
試合後、余裕たっぷりの中邑の前に戸澤の同門=アルファアカデミーのオーティスが立ちはだかると、シャツを破って中邑に対戦をアピール。中邑はお呼びでないとばかりのジェスチャーでリングを降りると、リング上から中邑の名前を叫ぶオーティスを指差してニヤリと笑い、バックステージへと戻っていった。
次週「RAW」では中邑とオーティスの一騎打ちが決定。中邑は同門・戸澤の雪辱に燃えるオーティスを新たな生贄にしてしまうのか? 「RAW」で繰り広げられる中邑の狂乱ファイトから目が離せない。
今大会のオープニングには、先日のプレミアム・ライブイベント(PLE)大会「CROWN JEWEL」でドリュー・マッキンタイアを下してWWE世界ヘビー級王座を防衛したセス・ロリンズが登場。
ロリンズはマッキンタイア戦後にダミアン・プリーストのキャッシュイン(※)を阻止したサミ・ゼインを呼び込み感謝の言葉を述べると、ゼインを挑戦者に逆指名して今大会でタイトル戦を行うことを宣言する。急遽決まったWWE世界ヘビー級タイトルマッチはロリンズが一瞬の隙を突いた丸め込みでゼインに勝利し、正々堂々とベルトを争った2人は握手をかわして、お互いの健闘を称え合った。
感動的なエンディングになった…かと思いきや、“闇落ち軍”ジャッジメント・デーのプリースト、フィン・ベイラー、ドミニク・ミステリオ、JDマクドナーが乱入して2人に襲い掛かり、その空気をぶち壊してしまう。するとジャッジメント・デーと抗争を繰り広げているジェイ・ウーソ&コーディ・ローデスがロリンズとゼインを救出し、8選手が入り乱れての大乱闘に発展。リング内外で争いが続き、収拾がつかなくなってしまう。
その状況を見かねたアダム・ピアースGMがリングに上がると「お前ら毎週毎週何がやりたいんだ!?そんなにやりたいんだったら『Survivor Series』、ウォー・ゲームズで決着つけろ!」と、11月25日(日本時間26日)のPLE大会「Survivor Series」でロリンズ&ゼイン&ジェイ&コーディVSプリースト&ベイラー&ドミニク&マクドナーのウォー・ゲームズを電撃決定した。
ウォー・ゲームズはケージに囲まれた2つのリングを使用し、両チームのメンバーが順番にリングに上がって勝敗を争う試合形式。両軍の因縁に決着をつけるにふさわしいルールだ。この全面戦争で生き残るのはどちらのチームだ!?
また全16選手が参加したWWE女子世界王座挑戦者決定バトルロイヤルではゾーイ・スターク、インターコンチネンタル(IC)王座挑戦者決定戦4WAYマッチはザ・ミズがそれぞれ勝利。「Survivor Series」でWWE女子世界王者リア・リプリーVS挑戦者スターク、IC王者グンターVS挑戦者ミズが決定した。(ABEMA/WWE『RAW』)
※マネー・イン・ザ・バンク・ラダーマッチの勝者にはタイトルに挑戦できる契約書が入ったブリーフケースが渡され、好きな時に王座に挑戦することができる。キャッシュインはその行為の通称