【WWE】RAW(11月6日・日本時間7日/ウィルクスバリ)
中国武術の達人である女子選手が、試合前の選手に背後から迫って場外で襲撃。回し蹴り“一発”で衝撃KOすると急襲を受けた選手が出場不能となる非常事態に発展。GMが「お前は何やってんだ!」「今すぐ出ていけ!」とブチギレで退場勧告する一幕があった。
11月6日(日本時間7日)に行われたWWE『RAW』で女子王者リア・リプリーへの挑戦権をかけた女子バトルロイヤルが開催された。しかし、17人のスーパースターがリングに集う前に、リング外で事件が勃発。危険な女のザイア・リーが今週もひと騒動を起こした。
“ザ・マン”ことベッキー・リンチが堂々と入場するシーンで事件は起こった。叫び声をあげ気合十分のベッキーだったが、ランウェーの背後からザイアが猛ダッシュで迫ると襲撃。一度前へ押し倒してから、得意の旋風脚でベッキーを場外KOしてしまった。
先週も蹴りでキャンディス・レラエをKO。レフェリーストップに追い込んだザイアが今週のターゲットに選んだのはNXTの絶対王者。試合前のアクシデントにファンも「また来たか…」「やばいやつきた」「ザイアさあ」と呆れ気味。
試合前にKOしたことでWWEのレフェリーたち数人が集まり、『RAW』のGMアダム・ピアースは「何を考えてるんだオマエ!」と激怒。怒りが収まらないアダムGMは「お前はアウトだ、さっさと出ていけ!」と“激おこ”でレッドカードを発動…試合前から物々しい雰囲気に包まれた。
いつになく険しいアダムGMにファンも「ピアっさん激おこだ」「クレイジーって言ってたな」とザワザワ。リング上のチェルシー・グリーンとパイパー・ニーヴンのコンビがここぞとばかりに「はい、さようなら〜お疲れちゃんでしたぁ」と茶化す姿もまた憎たらしいが、ブーイングを受けながら、ザイアは半ギレ気味でその場を後にした。
一方、背後からの急襲を受けたベッキーにアダムGMはバックステージで「だいじょうぶですか? 何があったか覚えていますか?」「医療チェックが必要だ」とダメージを心配する場面も見られたが、完全に記憶が飛んでいるのかボーッとしたままうつむいたまま。
思わぬ形で大本命の一人を失ったバトルロイヤルだが、最後に残ったゾーイ・スタークがシェイナ・バスラーにエプロンサイドでスーパーキック3連発からDDTを叩き込んで勝利。リアへの挑戦権を手にした。(ABEMA/WWE『RAW』)