格闘技イベント『Breaking Down10』のオーディション会場に突如、“見学に来ていた”という現役の格闘家が乱入。「先輩方に舐めた口利いてるんで…」などと静かに怒りを燃やすと、ひな壇に座っていた同イベントに出場経験のある元プロボクサーを対戦相手に指名。衝撃TKOを収め「僕に勝てないで 勝てるんすか? 先輩たちに」とBD戦士たちに真顔で言い放ち、一触即発の事態に発展した。
【画像】朝倉未来も驚いた現役格闘家が“BD戦士”を衝撃TKO
2023年11月23日にさいたまスーパーアリーナ・コミュティアリーナで行われる『Breaking Down10』オーディション動画の最新回が、7日に大会CEOである朝倉未来のYouTubeチャンネルで公開。オーディション中に突如、現役格闘家が乱入し、ひな壇に座っていた『Breaking Down』出場経験もあるボクシング元世界ランキング3位との“指名試合”を行い劇的な決着を迎えた。
才賀紀左衛門の電撃参戦が話題を呼んだ今回。才賀を含めた4人がオーディションを受ける中、「今日見学に来たんですけど、(オーディションを受けていたジムの)先輩方に舐めた口利いてるんで」と、突然画面に映り込む影が。その正体は、現ISKA K-1ルール世界ライトウェルター級王者の原口健飛も出場し優勝した『JAPAN CUP』65キロ級王者の大威(TARGET SHIBUYA)だ。
間髪入れず「ほっそん、やろうよ」と、ひな壇に座っていたボクシング元世界ランキング3位の“チャンピオンゴリラ”ことほっそんを挑発。喧嘩を売られたほっそんも「お前関係ないやろ。しゃしゃり出てくんな」と、あっという間にもみ合いに発展。なぜここまで大威が好戦的なのか、のちのコメントで「プロじゃない人が格闘家気取んなというか、本気で格闘技をやっている態度が違うんじゃないかと。だから割り込んじゃいました(笑)」と理由を語る。
この前日も『RISE』で試合したばかりながら(結果はKO勝ちで6連勝)、気持ちがはやる様子の大威に、見ていた朝倉未来も「じゃあやりましょうか」と快諾。いざゴングが鳴ると、互いに前に出て打ち合おうとするも噛み合わず、クリンチが増える。1ラウンドでは勝負がつかず、次のラウンドへ。ほっそんは声をあげながら重そうなパンチを繰り出すものの決定打は出ず。対して大威は膝蹴りで間合いを取り、最後は顔面へのハイキック。ほっそんはカットし、流血。それを見たレフェリーからストップがかかると「TKOでいい」との声が上がり、朝倉も頷いた。
大威は試合後「僕に勝てないで、僕の先輩たちに勝てるんすか?」とひな壇にいた外枦保尋斗たちを挑発。するとつかみ合いの乱闘に発展し、プロvsアマでさらなる火種を生む一戦となった。