【WWE】Crown Jewel(11月4日・日本時間5日/サウジアラビア)
大一番で日本人女子王者を救うべく、退団したはずの日本人スーパースターが衝撃の帰還。大ブーイングのなか前王者を完全KOした一撃が、オールジャパニーズの豪華ユニット誕生を予感させる鮮烈なインパクトを残した。
サウジアラビアで行われたWWEの特番『クラウン・ジュエル』。現王者イヨ・スカイとビアンカ・ブレアーのWWE女子王座戦に、近年はスターダムなどに参戦していたカイリ・セインが乱入し、約3年ぶりの電撃復帰を果たした。
2か月間の欠場を招いた王者とのリベンジマッチにビアンカは怒り爆発。イヨのユニット“ダメージCTRL”のリーダー、ベイリーの介入もプランチャで排除、イヨをバリケードに当てるなど優位に進めていた試合終盤に事件は起きた。ベイリーへ場外で必殺のKODを狙うと背後から見知らぬ選手がこれを妨害し、バックブローをベイリーの顔面に叩き込む。解説の元WWEスーパースターのフナキも「あれ?戻ってきたのか」と電撃乱入劇に驚きの様子。
カイリはバリケードによじ登りフライングで体を浴びせ、ベイリーを鉄柱へ激突させる形で突如乱入。これに便乗したイヨがムーンサルトで試合を決めた。
カイリはリングに上がるとイヨとともに敗れたビアンカに制裁を加え、大ブーイングを浴びながら、最後は得意のダイビングエルボー(インセインエルボー)を落として完全KO。全体重を乗せた無慈悲な攻撃にファンも「すげえ」「インセイン!」「カイリかっけえ」「いややはり一級品」と反応した。
カイリとイヨはハグして共闘をアピール。“ダメージCTRL”の新戦力ではないのか、リーダーのベイリーはリング下で「聞いてないわよ」と言いたげに困惑した表情を浮かべた。最狂ヒールユニットの分裂、そして「新たな日本人ヒールチーム」の誕生はあるのか? 今後が注目される。
(ABEMA/WWE『Crown Jewel』)