【プレミアリーグ】トッテナム1-4チェルシー(日本時間11月7日/トッテナム・ホットス
パー・スタジアム)
魂が震えた瞬間だった。チェルシーの数的優位を利用したセットプレーに対して後手を踏んだトッテナムは、ゴール前でFWジャクソンに決定的なシュートを許してしまった。GKもお手上げの至近距離からの一撃だったが、先回りしてプレーを読んでいたMFホイビュアが魂の“膝ディフェンス”で失点を阻止した。
1-1で迎えた56分、チェルシーは退場者を出したトッテナムより2人多いことを利用して、セットプレーから細かく繋いで相手ゴールに迫った。このサインプレーはほぼ完璧に決まり、フリーでゴール前に待ち構えていたFWニコラス・ジャクソンが決定的なヘディングシュートを放った。
一方のトッテナム守備陣は9人だったこともあり、後手に回らざるを得なかった。それでもMFピエール・エミール・ホイビュアが相手のシュートコースを先読みしてコースに入り、膝でゴール上にクリアをする神対応をみせた。
この守備対応を巡って、視聴者からは「ひざ神」「すげぇクリアきた」「これはスーパープレー」「長谷部の系譜」など、デンマーク代表MFに向けて多くの賞賛の声が寄せられた。
トッテナムはチェルシー戦で2人の退場者に加えて怪我人も出してしまう苦しい試合展開となってしまった。そうした状況で在籍4シーズン目を迎えたホイビュアのような中堅選手が、彼らの穴を埋めるような頼れるパフォーマンスを披露したことは、絶望に打ちひしがれているサポーターを勇気づけるものになったのではないだろうか。
(ABEMA/プレミアリーグ)